その場しのぎで生きてます

三十二 ページ33

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あれから二週間

私ね、めちゃくちゃ頑張ったんですよ

血反吐は吐くし怪我もするし…
苦しくて頭おかしくなりそうだし…

それでも炎の呼吸に…
煉獄さんに憧れて…頑張った…





なのに……







………




すぅ…はー…

炎の呼吸…壱の型


『不知火！！』

ｻﾞﾝｯｯ

『どっ、どうですか煉獄さん！』


自分としては手応え有り！！！

ほら！煉獄さんが切った大木よりは少しだけ
細いけどちゃんと切れっっ……て………？？



「よもやよもや！

　どうやら八鎖少女に炎の呼吸は
　合わないようだ！残念だったな！」


木にはお粗末な切り跡がついている

煉獄さんの袈裟斬りとは
比べ物にならないくらい汚い切り跡が…


『ヂクショォォォ！！なんで！！？
　こんなに！頑張ったのにぃぃぃぃ！！
　(号泣)』

「諦めも肝心だぞ！」

『爽やかな顔でサラッと
　残酷な事をっっ！！』


なんでだ！！脚の力も！瞬発力も！！
鍛えに鍛え抜いたのに…！！


「しかしな…姿勢、構え、踏み込み…
　全て【カタチ】としては
　出来ているんだが…」


なっっ！！まさか私の攻撃力が低いと！？

これ以上に筋肉ダルマになれって言うの！？

いやなれって言われたらなるけど！！！


「……よし！俺と手合わせをしよう！！」

『あぁいつものやつですか』

「ただし俺は全力でいく！
　だから君も全力でぶつからないと…


　──うっかり死ぬかもな！！！」

『…は？？』


死ぬ…？？？？しっ…死ぬ？？？

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