その9 ページ9
志麻side
Aちゃんはあの日以来、曇った表情を見せることは無くなった。
むしろなにか吹っ切れたような顔をしていた。
う「あれから貢ぎ物とかあったか?」
「ううん、無くなったよ!」
セ「じゃあ成仏出来たんかなぁ。」
「そうだといいな。」
嬉しそうに話す彼女の左手に何か光るものが付いていた。
志「それ、どうしたん?」
「あ、これ??」
彼女はそう言うと大事そうに胸に抱きしめ、
ふっと笑って言った。
「さかたんの私への最初で最後のわがままだよ。」
俺らは首をかしげたが彼女の誇らしげな
表情に何も言わなかった。
俺らには見えない絆で繋がってるんだろうと
自己解釈し、雲一つない空をベランダ越しに
見上げるのだった。
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八時間制居眠り遠征隊 - まさかの展開過ぎて気付いたら目の前に池が出来てました…😭 (2022年4月1日 22時) (レス) @page10 id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
AKI - 想像していたよりめちゃくちゃ感動系で泣いてしまいました😭素敵な作品をありがとうございます😊 (2021年12月30日 3時) (レス) @page11 id: 6858984be7 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - 初めは半分笑いながら読んでたけど、最後の方は涙が止まりませんでした、、、。゚(゚´ω`゚)゚。 。 これからも頑張ってください!! (2020年7月29日 17時) (レス) id: c7e2e9d018 (このIDを非表示/違反報告)
つぼみ - え、最後、こうなるなんて、、とみんなと同じように目から汗が止まりませんでした!最高でした!! (2020年7月21日 19時) (レス) id: 553edd9d3f (このIDを非表示/違反報告)
ギルティ - とってもいいお話でした!あれ?目から水が…… (2020年5月29日 14時) (レス) id: d1f95d9fc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空ノ水雲 | 作成日時:2018年6月18日 10時