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u「散らかってるけど気にしないで！」
「お邪魔しまーす。」
ひとまず、Aくんにはソファに座ってもらった。
u「珈琲がいい？炭酸がいい？お茶がいい？」
「あ、珈琲で」
u「りょーかいっ！」
俺は湯を沸かすためキッチンへ向かった。
ワクワクしていた。
誰かが家にいるのは久々だった。
「シュークリーム持ってきたら良かったですね」
u「あ、確かに！でもいいよ、お菓子ならあるし！」
俺は冷蔵庫からタルトを取り出す。
Aくんがぴくりと反応した。
あれ、もしかして…
u「Aくん、タルト好物だったりする？」
ハッとした顔をして視線を逸らす彼。
まぁ、はい…と遠慮がちな反応を見せるものの
見えないしっぽがぶんぶんとふられているのが見える。可愛い…。
歳のそんなに変わらない男子に対して可愛いとか
言ってはいけないのだろうけれども
普段クールな印象の彼はとても愛らしく感じた。
u「一緒に食べようぜ！」
Aくんは頬を緩ませて、頷いた。
好物はタルトか。メモっておこうっと。
「美味しい…」
u「だよね！美味いよね！！」
「…」
Aくんは俺を見つめる。
何かしでかしたのだろうか。
俺は内心焦りながら彼の言葉を待った。
「僕、あんくさんが、なんて言うんだろ…ストレートな言い方をすれば羨ましいんです」
初めて言われた言葉だった。
自分が誰かを羨むことは多々あった。
「僕は、感情を出すのが苦手で…。
愛想笑いもろくに出来ないし、そのくせ思ったことは口に出ますし…。
だから、感情豊かなあんくさんがすごく羨ましくて。キラキラした笑顔、憧れなんです。」
u「Aくん、それは………っ」
それは、違う。その言葉は俺の喉に飲み込まれた。
言えなかった。
性格を作っているだなんて。
彼が憧れだと言っている笑顔は嘘だなんて。
「たとえそれが、あんくさんの優しい嘘だとしても。」
u「………え…」
喉がひゅっと音を鳴らす。
Aくんはいつもの表情で。
でもその目は少しだけ優しい眼差しで。
u「なん、で」
やっと声を発した。
それと同時に頬を熱いものが伝った。
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ふぅふ - まだ待ってます！ (2020年7月7日 22時) (
レス) id: 127a4c8c12 (このIDを非表示/違反報告)
みけくん - 更新まだかなー(ﾁﾗｯﾁﾗｯ (2020年3月30日 16時) (レス) id: 2fb229e0ec (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - ちあきさん» 長らくお待たせしてすみません！！更新頻度頑張ってあげます！！ (2019年8月13日 22時) (レス) id: 127af20c25 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - ｓｒｒさんの酔った感じ…とても好きです！続きがとても気になります！頑張ってください！更新待っています。 (2019年8月1日 0時) (レス) id: 9f430068fe (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2019年2月25日 19時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空ノ水雲 | 作成日時：2018年8月30日 19時
