呪霊食べる系少女に進化を遂げました【呪術廻戦】

ゝ･弐 ページ5

「ええー、真希は兎も角Aまでそんなこと言う？」
「顔は好きなんだけどね、家柄がちょっと……私御三家とは血縁関係結ばないって決めてんだよね」
「横にいるその子御三家だからね？」
「家と私は関係ねえよ。……ああ、お前」


真希さん、握手をしたまま私に向き直る。いつまで握手してるんです？いいけど。おてて大っきいですね真希さん。


「私、禪院真希な」
「あー、私は」
「扇一Aだろ、知ってるよ」


ホワイ？何故。すかさず悟を見るも僕じゃないよのハンドサイン。え？じゃあなんで知ってるの真希さん。


「ウチの式典には頑なに出ねえ、特級相当の実力があんのに家を継ぐのが嫌だっつって一級で無理矢理停滞」


そんなこともありましたね。悟が「そろそろ特級どう？」なんて聞いてくるから、いや特級なんかなったら家の後継ぎ待ったナシじゃんもうちょい遊びてえよとの事で拒否したんだよな。


「ついたあだ名は『月に還らぬ輝夜姫』」
「これは悟だな、分かるぞ。あとでビンタな」
「気になってたんだよ、お前のこと。私とおんなじ匂いがするからな」


ま、真希さん……(トゥンク)これもしかして私口説かれてますか？


「同じ匂いとは」
「ウチのこと嫌いだろ？」
「そらもうめちゃくちゃ嫌いだよ」
「じゃあ私と同類だ。仲良くやろうぜ」


真希さんはにっ、と何とも男前に笑うと、握手していた手を解いて私の肩をぽん、と叩いた。


ま、真希さん……！！私は二度も三度も頷いた。正直頬が緩みまくっている自信がある。こんな爆速で仲良くなれるとは夢にも思っていなかった。


真希さん、一生ついていきます。禪院家嫌いで良かった〜！(？)

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