【明治東亰恋伽】もしもがあるなら 参

あとがき【桔梗ルート】 ページ50

【桔梗ルート】

・置屋に帰る。
音二郎さんのお話でした。テーマの花言葉は“変わらぬ愛”で、音奴さんだとしても音二郎さんだとしても拒絶されても変わらない、そんな愛を中心に構成しました。お互いに好意は向いていますが、双方に自覚が無いためくっついてはいません。音二郎さんは人買い事件の時の必死な感じがとても好きでした。(真っ先に探し出してくれたのに、鏡花ちゃんと藤田さん見せ場持ってかれる感じも好きでした)
お互い自覚した時が面白そうです。


・外の空気を吸いに出る。
藤田さんの話でテーマの花言葉は“誠実”でした。後半大活躍でどんどん動いてくれたのでありがたい存在でした。主人公に真っ直ぐに向き合い、困っている時に現れ的確なサポートすることが多く、安心感がありました。
全体を通して、登場シーンや主人公と話している部分は少なかったのに、とても近くにいて、支えてくれていたような気がします。


・その場で立ち尽くす。
岩崎さんはテーマの花言葉に悩みました。他の方のテーマを先に決めていたので残った２つが『従順』と『気品』だったんですよね。
最終的に“気品”にしました。従順な岩崎さんよりも気品あり岩崎さんがいいです(個人的な好みではありますが)。もともと意地悪な事は言いますが下品なことをするタイプではなかったのでこれでよかったような気はしています。
岩崎さんルートの場合、主人公側に自覚がないので岩崎さんが頑張っていくのでしょう。


結末はそれぞれで、告白している好男子としていない好男子がいます。その差はそれまでの話の中での接点だったり、表現だったり、性格だったり……すべての人が同じではない、と言うのが私の中にあって、同じ男女でも付き合うまでの歩幅は変わるだろうと言う考えからです。

芽衣ちゃんは鴎外さんと一緒に明治エンドを選び、この時代に留まっていると小崎は思っています。


後書きは以上です。長くなっちゃいました。
疑問等がありましたら、コメントに載せていただければ補足としてお伝えします。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


小崎相良



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