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涼介side




涼介「え...じゃあとりあえずお前が俺の夢の中の俺で、この俺とは全く別物?」


??「まぁ全くの別物、ではないがそうなるな。お前が主人で俺が執事みたいなもんだ。お前が見て聞いた情報を処理してお前の疲れとかに応じてマニュアル通りに夢を見させたりするのが俺。頭の中での繋がりがあるが故に俺は山田涼介なだけであって、お前が全く別の人格になれば俺は別の名前になる。」


よくわからん


...てかこいつめちゃくちゃ口調変わってね?


腹立つわぁ...←


涼介「と、言うと?」


??「つーまーり!お前という人間がいる限り俺はどこにでもいるんだよ。お前の過去にも、未来にも。そして...前世と、来世にも。」


涼介「前世と来世にも...?」


『前世の記憶かもしれないね。』


あの医者はそう言ってたけど


??「そう。お前が今人間だから俺は人間の姿でお前の名前を名乗ってる。お前がうさぎなら俺もうさぎの姿になる。たったそれだけの事だ。夢の中...つまり頭の中にいるのが《俺》であることに変わりわない。」


てことはこいつが俺の全部を知ってるのか


涼介「で、じゃあなんで俺はここに呼ばれたんだ?」


??「だーもう!お前がにぶすぎるからだろ!いいか!さっき言った通り俺は来世にも前世にも俺の体があるんだ!つまり分身が大量にいるってこと!その分身を作るためにどれだけのエネルギーが必要だとおもう!?お前が何回も何回もやり直してるせいで回収できない俺の分身が出来てんの!裏を返せばそれはお前の分身でもある、つまり!!いっちばん負担がかかってるのはお前なんだよ!!《あみ》が世界を消したことでまた数は減った!けどこのままいけばお前の中のお前、おれじゃねぇぞ!お前がもう一度やり直す!ならどうなると思う!?また世界がひとつ増えんだよ!」

*→←*



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作者名:有谷 彩涼 | 作成日時:2019年6月21日 20時

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