放っておけない ページ11
kn side
どうして。
どうしてこの女は俺の腕に寄りかかって呑気に寝ているのか。
こいつに優しくした覚えはない。
むしろかなりの圧をかけたつもりだ。
な ん で 寝 て ん ね ん … … ！ ！
声をかけて起こそうかとも思ったが、何故かこいつは俺に対して反抗的なので、
(寝ていてくれた方が大人しくてええな。)
と思い、そっとしておいてやることにした。
…よぉそんな気持ちよく寝れるな
適当に回した腕の中で、何度もズルズルと落ちそうになる小さい体を落ちてしまわないように抱き直す。
その拍子に崩れた服の間から、アザになった肌と血の滲んだガーゼが当てられた腕が覗く。
十中八九、俺と大先生のせいで出来たものだ。
血が出ているし、肌の色が変わってしまうほど強く掴まれたのだ。
痛くないわけはない、
あの時、こいつの表情は恐怖1色だった。
俺がまた同じことをしない保障などどこにもない。
実際、俺は腕に力を込めれば首を絞めあげたり、腕をほどいて走行中の馬から突き落とすこともできる。
おもむろに、彼女の体を揺すってみるが、起きる様子はない。
危機感どこに置いてきたんや、こいつ。
エーミールは加護だかなんだか難しいこと言うてたけど、こんなんただのアホやろ。
アホはイライラするから嫌いや。
でも。こいつは俺の地位や容姿にしか興味のない女たちとは違う。
無駄な気を遣ったり、物怖じもしないで、俺に噛みついてくるものだから、興味が湧いてきてしまった。
こりゃあ、sypくんが過保護になんのもしゃーないな。
sypくんはこいつに何にも危ないことも怖いことも教えずにしておきたいみたいやけど…
放っておいたら、こんなんすぐ食べられてしまうで？
kn｢俺が面倒見てやるかぁ……｣
水色は眠る彼女の表情をじっと見て口元を歪めた。
ーーーーーーーーーーーーーー
一方
syp(なんか寒気が…)
ci｢どしたんー？｣
syp｢…うっさい｣
ci｢辛辣！！！｣
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リズ(プロフ) - すみれいんさん» 読者を不安にさせたまま4章に持ち込みたかったのです…お許しくだせぇ....！ありがとうございます！ここまで来れたのも読者さんのおかげです！！ (2021年2月18日 19時) (
レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 正直ヒヤヒヤしました！え…もしかしでマジで今での事って夢…？となり少しの間見事に騙されました…！！3章完結？おめでとうございます！ (2021年2月18日 8時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - 大先生…？(便乗) (2021年2月10日 18時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 闇ちょこさん» リクエストありがとうございます！！んふふ、赤い彼にはもう少し混乱してもらいますよ…！！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - リクエスト宜しいですか…？shpくんが夢主といちゃいちゃしてるのを色んな方法で他のd!面子に見せつける、みたいなのお願いしたいです…！！tnさんが勘違いしてるエピソードが好き過ぎたので…あ、更新は作者様のペースで進めて下さい！長文失礼しました。 (2021年2月9日 16時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リズ | 作成日時：2020年9月29日 21時
