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一転。-2 ページ43

Aside


扉を開け、中へ進むと先刻と同様に自分に視線が集まる。
が、先程とは異なり、その視線に警戒心は感じるものの、殺意は感じられないような気がした。


先程と異なるのはそれだけじゃなく、
ショッピくんの仲間たちが綺麗に並んでいること。

そして、その列の1番奥、中央に明らかに1人オーラが違う人間がいること。

暗めの金髪で片目が隠れているその男は、高級そうな椅子に腰掛け、重厚な机に頬杖をついてこちらを見ていた。

隣の深緑からは観察するような、赤からは威圧するような視線が私に向けられる。






黙りこくっていると、中央の男が重そうな口を開いた。









ーーーーーーーーーーーーーー。


No side


gr「俺のいない間に色々あったらしいが…よく来られたな。」


『あなたが呼んだんでしょう?』


tn「なっ、こいつグルッペンになんちゅう口のきき方…!」

gr「やめろ、トン氏。
俺たちの社会に属していない彼女にその社会のルールを押しつけるのはお門違いというものだろう」

tn「…っ」

gr「さぁ、Aといったか。
初めまして私はグルッペン。我々国の総統だ。

先ほどはウチの幹部が礼も言わずに勝手なことをしてすまなかった。組織を代表して謝罪しよう。」


『別に、もういいわ。大した怪我もないから』


gr「あぁ、そう言ってもらえると助かる。
先刻、エーミールから貴方のことは大方聞いた。俺は貴方を信じよう。
…とはいえ、我々も貴方にききたいことがある。構わないか?」


『えぇ、何でも。』


先ほどとは打って変わって、目を見てはっきりと受け答えをするA。
それも、仲間ですら話す時に緊張を覚えることのあるグルッペンに対して。





gr「では1つ。あの異常事態はAが意図的に引き起こしたものか?」


『異常事態…?いいえ、なんのことか…』


オスマンがグルッペンに目配せをする。

gr「ふむ…そうか。」




「2つ。気絶状態のショッピを保護したそうだが…ショッピが気絶するほどの大怪我、3ヶ月で治るとは思えない。

……ショッピに何かしたか?」


『治療しただけで、特別なことは何も。そもそも彼は大きな怪我はしてなかったわよ。』









『ただ、毒が回っていたようだったから…』

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作品ジャンル:恋愛
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暁郗 - え?駄作とは??え??神作の間違いでは???? (2020年11月19日 20時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - とってもええお話やん(_><_) 続き楽しみしとこ♪ 応援してます!これからも頑張え!!!! (2020年10月1日 16時) (レス) id: 565863c7d8 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 椋。-ryou-さん» コメントありがとうございます!!泣いて欲しい話として書いたので、とても嬉しいです。これ以上の褒め言葉はありません…!!更新頑張ります! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
椋。-ryou-(プロフ) - ものすごく感動しています。特に「悲恋哀歌」は何度見ても涙が出ます。更新大変かもしれませんが、これからも応援しています。 (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8b6ca01e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - ソノさん» 頑張ります〜!!コメントありがとうございます!!続編も誠心誠意執筆していきますのでぜひ...!! (2020年9月7日 21時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リズ | 作成日時:2020年8月9日 12時

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