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泡沫の夢 ページ38

syp side

コンコン
医務室の扉をノックするとしんぺい神さんではなく、エミさんが出てきた。

鋭い目を向けてエミさんが話す。

em「…まだ彼女に何か?」

os「いや、さっきは悪いことしたなって皆で謝りに来たんよ」

em「…彼女はもう目覚めてますが、あんなことされた後にいきなり全員に来られても怖いだけでしょう。」

「カーテンより奥にいくのはショッピさんからにしてください。他の方はカーテンの外へ。」

syp「わかりました。」

それでは、私はグルッペンさんの所へ行きますので失礼します。
そう言ってエミさんが立ち去った

そっと全員が医務室へ入る。
そして、俺は1人カーテンの中へ足を進めた。


ーーーーーーーーーー

Aside

医務室のドアがノックされ、エーミールさんが私が出ます、と出ていってしまった。






ここへ来て、エーミールさんに会えたのは良かった。

それでもやっぱりここへ来たことは後悔してる。
なんで来てしまったのだろう。
鬱さんに強く言われたとはいえ、鹿の夫婦に出口への案内を任せて自分は逃げてしまうことも出来ただろうに。

…少し期待していたのだろう。
ショッピくんやゾムのように彼らの仲間が私を受け入れてくれることを。

いや、違う
勘違いしていたのだ
自分が彼らと同じ人間だと
私は普通じゃないのに。

そんなことわかりきっていた筈なのに
なんで望んでしまったのか




馬鹿だなぁ…








syp「A!」

『!!ショッピくん…?』

カーテンを開けて入ってきたのはエーミールさんではなく、ショッピくんだった。

syp「もう起きてて大丈夫なんすか」

『えぇ、なんともないわ。平気よ』

syp「…A」

『何…』

フワッと彼の匂いに包まれる。久しぶりだ。
なんだか無性に泣いてしまいそうだった。

-2→←-4 〔一方で〕



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作品ジャンル:恋愛
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暁郗 - え?駄作とは??え??神作の間違いでは???? (2020年11月19日 20時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - とってもええお話やん(_><_) 続き楽しみしとこ♪ 応援してます!これからも頑張え!!!! (2020年10月1日 16時) (レス) id: 565863c7d8 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 椋。-ryou-さん» コメントありがとうございます!!泣いて欲しい話として書いたので、とても嬉しいです。これ以上の褒め言葉はありません…!!更新頑張ります! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
椋。-ryou-(プロフ) - ものすごく感動しています。特に「悲恋哀歌」は何度見ても涙が出ます。更新大変かもしれませんが、これからも応援しています。 (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8b6ca01e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - ソノさん» 頑張ります〜!!コメントありがとうございます!!続編も誠心誠意執筆していきますのでぜひ...!! (2020年9月7日 21時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リズ | 作成日時:2020年8月9日 12時

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