【wrwrd】軍人さんを拾いました 2【shp】

望んだ日々 ページ3

ショッピくんと2人で暮らし始めてから早くも2ヶ月が経った。

私は相変わらず毎日森で過ごしている。
が、ショッピくんは対照的にちょくちょく街へ出かけている。馬の扱いも慣れ、今では1人で街へ出かけて、そして帰ってくる。

アンナのいる街…その国はs国という国らしい。とても平和な国で争いを好まないs国は、戦争のある我々国とあまり関わりがないようで、行く機会がなかったらしい。

以前『街へ何しに行ってるの？』と聞いたところ、

せっかくの機会だからと、s国の資料や珍しい書物。文化や技術などを集めたり調べたりしているのだそう。


我々国に手ぶらでは帰らない、という姿勢に、やはり彼は我々国の人間だということを実感する。


それはそれとして、たまに飴細工やお菓子をお土産に買ってきてくれて嬉しかった。

そんな彼は今日も外出中だ。
そろそろ夕食の準備をし始めようと席を立つ。
実は読書中に昼寝をしてしまったため、遅くなってしまった。


ｶﾞﾁｬ

syp｢ただいま、A｣

『…！おかえりなさい、ショッピくん。
ごめんなさい、夕食まだなのよ。
少し待っててくれる？』


syp｢それやったら、手伝いますよ。｣

『助かるわ。洗濯物取り込んでくれると嬉しい。それも出来てないの』

syp｢わかりました｣

『えぇ、ありがとう』

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