跳べない君を慈しむ【wrwrd】【BL】

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俺の相方であるやつは童 貞だ

なぜ突然こんなことを言い出したか、それは

童 貞のままでいる理由が過去にあるからだ




彼の家庭は夫婦円満で息子も成績優秀であり、それに加えて家族全員性格が良いと評判だった。

そんな家庭。








表面はな



裏では

母親は毎日別の男を家に連れ込み身体を重ね

父親はそんな妻を見ては興奮する

まぁ、父親の方は異常性癖なるものを持っているのだろう

そして息子はそんな母に勉強を強いられ、父には情けないほど頼られる

ストレスだらけだったろうな


息子、基トントンはそんな家庭で育ってきたため俗に言う『普通の家庭』を知らない


いや、形だけはしっている

だが、それはありえないほど不確かなものだ


そんな中、トントンは自分も母親のようになりたくないと思い、女、もちろん男にも手を出していない


正確には、怖くて出せない


っと言ったところだな


なのに一丁前に人の心配して

自分の心が静かに壊れていくのを知らないフリして


もしかしたらこいつは大先生よりも仮面を被るのが上手いのではないかと錯覚するほど分厚い仮面をつける



確かに今のコネシマは見ていて危ないが、俺からしたらトントンの方が余っ程危ないと思う。


というかコネシマは大先生辺りがなんとか丸め込んで上手くいくだろう。


だが、こいつは違う。


人狼の時など彼が自身を人狼だろうが『村人』と言えば『じゃあトントンは村人か』となるほど

トントンには謎の信頼感がある


それは決して悪いことではないのだがそれが仇となって帰ってくることが多々ある。


現状がそうだから


俺はそれが昔から心配だ



そろそろ壊れていく自分の心を見てくれ


深刻に考えてくれ


お願いだから



自分を大切にしてくれ



そしたら俺は、


お前に伝えるゾ





お前が好きだ




とな









tn「どうしたんぼーっとして。大丈夫か？グルッペン」

gr「あ、あぁ！大丈夫だゾ！！」

tn「ほんまかぁ？w」

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