リセット�◆懴嫖諭� ページ12
貴利矢「婚約者、本当に帰しちゃったの？」
しばらくしてCRに戻って来たポッピーの顔は冴えなかった。
ポッピー「うん、、、だって黎斗に会う気がないもん。確かに今の黎斗に婚約者なんかいてもね、、」
ポッピーは暗い顔で電源OFFされたままのディスプレイを見た。
永夢「その人、黎斗さんにどんな用だったんでしょう？」
ポッピー「私が聞いても教えてはくれなかったけど、黎斗が会う気が無いのは分かったみたいで、悲しそうな顔で帰って行ったよ」
貴利矢「なーんか可愛そうだなぁ、、神も顔くらい見てやればいいのに！」
その後ディスプレイから出て来た黎斗にAの話をすると珍しく真剣な顔で黎斗が怒った。
黎斗「私の前で二度とその話をしないでくれ」
静かな怒りの顔の黎斗に貴利矢でさえ婚約者の話題はそれ以来誰も出せなくなってしまった。
黎斗は椅子の背に持たれて一人で考えていた。
Aの事だ。
悪い事をした、、、とは思っている。
自分以外の全ては自分の為の駒だった。
Aだってそうだ。ゼロデイのお陰で幻夢の株は暴落し一時的にだがゲームも売れない危機的状態だった。
ゼロデイを起こした時点で想定内だったが、このままでは幻夢コーポレーションを手放さなければとまでなった。しかし、それではクロニクルの開発が出来ない。
八方塞がりになった所へ降って湧いたラッキーな話。
それがAとの婚約者の話だった。
資金繰りも上手くいき、予定通りクロニクルの開発まで漕ぎ着けた。
Aの機嫌を損なわない程度に適当に相手をして時期が来たら幻夢コーポレーション諸共全て捨てるはずだった。
A「初めまして」
初めて紹介されたAに心が揺れた。
自分とは正反対の真っ白で正義感の強い女だった。
A「私、ゲームの事は全く知らなくて、、こんな私でも良いですか？」
にっこりと微笑むAに一瞬夢を見た。
愛し合い、家庭を築き、満たされた未来。
そんな自分を心の中で嘲笑いながらも、会えばAに惹かれて行く。
手を握り、恥ずかしそうに頬を染めるAを抱き寄せて口付けた。
重ねた身体も、何度も囁いた愛も嘘じゃ無かった。
本当に愛してしまったんだろうな。
だから。
Aには何も言えずに、幻夢を捨て、全てを捨てた。
あれは芝居だったんだと思わせたかった。
Aの為に、、、私はAを愛してなどいなかった最低な男になるしかなかったんだ。
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moon791(プロフ) - おお！久々に更新されていて嬉しいです。続きを楽しみにしております。 (2019年9月26日 5時) (
レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 花恋さん» この前、ツイッターでお写真見られました！元気そうで良かったです（≧∇≦） (2019年2月27日 5時) (レス) id: 526e5a9f3e (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 大我の中の人…インスタには一応いますよ。投稿まだ一個ですけど(>_>) (2019年2月14日 16時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» おかしなコメント、消えたみたいですね。ありがとうございます。 (2018年8月10日 6時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Hyui(プロフ) - 零久さん» 幸恵さんだよね？こういう暴言やめなよ？ちゃんと消して (2018年8月4日 22時) (レス) id: d26fc2b26a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年5月4日 4時
