【短編集】Canvas【モ.ト.キ】

【34】夢と魔法に誘われて ＊ ページ36

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Your side



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『はははははｗｗｗｗｗ』

「そんなに笑う？」





本日は、ディズニーデート。

カップルにとっては憧れの中の憧れで、いくらちょっと不思議な私たちと言えど例外ではない。



今日は、付き合って１年目。

そんな日を最高にすべく、満喫中。



現在、



ショップでキャラクターのキャップやカチューシャを模索中。

モトキくんがチョイスしたリトルグリーメンのキャップが、何処と無く彼に似合っていて思わず笑ってしまった。





『ふへへへへｗｗｗｗｗ』

「何でそんな笑うかなぁ、じゃあAもこれね」

『はははははｗｗｗｗｗ』





またしても、リトルグリーメンのキャップ。





『リトルグリーメンカップルだ』

「カミサマ〜」

『カミサマｗｗｗｗｗ』





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『モトキくん、ポップコーン』

「もうほとんどカラだよ」

『誰だよ食べたの』

「ほとんどA」





ただいま、二匹のリトルグリーメンはシンデレラ城の前で休憩中。

だんだん日も暮れてきた。



あれから、私達はあちこちのアトラクションをまわった。



三大ジェットコースターには雄叫びをあげ、

キャラクターを見つけては名前を叫んだ。



ちなみに、ポップコーンは一度買って(私が)ぶちまけた。

ごめんなさい、キャストの皆様。



スマートフォンの中の写真も今日だけで100枚以上。





『暗くなってきたら、シンデレラ城は中々ロマンチックですな』

「そうですな」





ふと、隣にいるのがモトキくんで良かったと思う。

どちらともなく、手を繋ぐ。



見つめあって、へへへ、と笑う。





『よくさぁ、シンデレラ城の前でプロポーズしましたとかあるじゃん』

「うん、…して欲しい？」

『ううん、周りに見られるの恥ずかしいからやだ』

「そっかぁ、…じゃあ、いつか二人の時にするね」

『………予告？』

「さて、いつになるでしょう」





そう言って、モトキくんは少し強く手を握る。

薄暗くなる中、少しだけ赤くなっていた気がした。





「まぁ、待っててよ」

『いいでしょう』





遠くでパレードの歓声が聞こえた。



今日は、いつもより夢見心地で足元がふわふわする。

これが、魔法なのかな。





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ふぉん さんリクエストでした！

ディズニーデート夢のまた夢ですけど、してみたいですねぇ！

【35】心配性 の カレシ さん→←【33】初デート の お話

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