検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:117,374 hit

Dream story.045 ページ48

「……っ!」

「あーもう、暴れないの!!」
「どうして傷を隠すのかしら?」


マネージャー達によって、右足首と腹部を治療される。

見つかった原因は湯船に入ろうとした時に、背中に痣があるのを杏奈さんに見られたからだ。



そうして、マネージャー3人に私の部屋へ連行されて今に至る。



足首はそこまで腫れてはいなかったが、腹部には痣とともに複数の血豆が出来ていて。
それから出てくる血を見たくはなくて、顔を必死に逸らす。



「うぅ……、あと何個ですかァ?」

「あと4個……いや、5個!」



全て潰し終えた後、包帯巻きにされる。

…実を言うと、この怪我は明日までには治るものであり、別に治療はしなくてもいいものだった。


血豆だって、あと1ミリの厚さ、という所まで迫っていたというのに。



「もう、無理はしないでね!!」




そういわれ、おずおずと首を小さく縦に振ると、つくしさんはムッとした顔から笑顔になり、杏奈さんと秋さんを連れて部屋から出ていった。

3人が見えなくなるまで手を振っていたこの部屋は、オレンジの照明がついていた。

それを消せば、部屋は忽然と真っ暗になり。
窓から射し込む月光によって床の1部が輝いていた。


ベッドに入ろうとした時、机に置いておいたスマホがバイブを鳴らす。
なんだろう、と思えばディスプレイには電話の画面が広がっていた。

Dream story.046→←Dream story.044



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:イナイレ , イナオリ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ジューガ | 作成日時:2018年11月18日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。