Dream story.037 ページ40
あのあと、標的を私から明日人さん達へ変えた一星。
もちろんフリーとなった私は、鬼道さんから接触を受ける。
「朝、お前らは何を話していた?」
「オーストラリアのビデオを見せたいって言いに来ました。……でも、今は相手のことよりも自分のレベルをあげたかったので断ったんです」
「……そうか。なら良いんだ」
昨日円堂さんが針の付いたボールに襲われたことにより、更に警戒を強くする鬼道さん。
……それが裏目に出なければいいのだが。
そんなことを祈っていたところでチラリと外を見やれば、明日人さん達が新生雷門サッカー部(灰崎君を除く)の集団が、一星を先頭にどこかへ行くのを見た。
……まさか、ガセネタを盛られたんじゃ。
あの人たちのことだ、きっと止めても行くだろう。
「……だから関わりたくないのに」
明日人さん達の背中をにらみつけていると、イレブンバンドの通知音が不意に鳴り響いた。
鬼道さんが真っ先に弄るも、何も反応がないことから私宛なのだと勘づいて自身のを弄ってみる。
「……なんて書いてあるんだ?」
「【明日人君達の所まできてね´ ³`)ノ】……と書いてあります。では、また後ほど」
「──気をつけろよ」「鬼道さんこそ」
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作者名:ジューガ | 作成日時:2018年11月18日 13時