嘘16 ページ18
そして、あたしはふみとたくさん話した。学校での話、家での話。あたしの性格や好みなどまで。
主:あたしって…彼氏、いたの？
あたしはほんと、何気なく気になってふみに聞いてみた。
するとふみの表情が固まった。
主:…？ふみ？
史弥:……いたよ…
すごく言いづらそうに言ってきた。
主:…もしかして…言いづらい…？
史弥:いや、その…Aが記憶ないのって…彼氏と別れたから…じゃないかなって…俺思ってて…
ふみは元彼氏のことを教えてくれた。
主:…強く…なりたいなぁ。
あたしはそう呟いた。
史弥:え？
驚いたようにあたしを見てくるふみ。
主:だって、もし、ほんとにその人と別れたことが原因で今記憶喪失なんだとしたら、そんな弱い人間になりたくない。強くなりたいって思って。
あたしがそう言うとふみは戸惑った顔をしながらあたしを見てくる。
主:たぶん、記憶なくなる前と性格が今多少違うと思うの。だから、頑張れば強くなれるかなって。(笑)
はぐらかすように笑いながらあたしは言った。
主(ほんとは、弟だというふみを悲しそうな顔にさせたくないから。ふみの笑顔を守りたい。前のあたしは、その彼氏が大好きで大事だったから、裏切られたと思った。だから、怖くなったんだと思う。でも、今もし、その人が現れても毅然とした態度をとっちゃう。)
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黒薔薇姫(プロフ) - mesemoa・LOVEさん» コメント、応援メッセージありがとうございます((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘこれからも更新頑張っていきます (2019年1月16日 21時) (
レス) id: a425df291c (このIDを非表示/違反報告)
mesemoa・LOVE(プロフ) - 設定とか話の構成とかしっかりしてて凄く面白いです!更新頑張ってください! (2019年1月16日 16時) (レス) id: c85dc25ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇姫 | 作成日時：2019年1月9日 21時
