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子供ー弐ー ページ47

A「辰之助、もう大丈夫なの?」

辰之助「うん、」

私は辰之助を自分の膝の上に乗せ、よしよしと頭を撫でた。父親譲りの橙々色の髪の毛の感触が心地いい。

辰之助「お薬は苦いからすきじゃない。」

辰之助は私に恐る恐る話した。

この子の態度はいつもどこか、恭しいのだ。

A「そうね。でも、あなたが頑張ってお薬を飲んだから治ったのよ。」

私は辰之助をより一層なでなでした。


美子「あ!辰之助ばかりずるい!私も!お母さま、私も!」


すると今度は脇で御人形遊びをしていた美子の方が私に寄って来た。

A「はいはい。どうぞ?」


辰之助は神威殿の元へ行ったので美子が来た。


美子「お母さま、私ね大太刀が持てるようになったんだよ!」

A「まぁ、大太刀を!」

大人でも持つだけで苦労する大太刀が幼子である美子が軽々と持ったというのだ。


神威「美子って本当に俺に似てるよネ。」

A「じゃあ辰之助は私似ですね。」


二人共、見た目は神威殿そっくりだけど、性格は全然違うのだ。

兎のー壱ー→←子供ー壱ー



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牡丹(プロフ) - そぐむさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。小説の方もご愛読ありがとうございます。これからも更新いたしますので何卒よろしくお願いいたします。 (2018年11月15日 17時) (レス) id: 008b18c312 (このIDを非表示/違反報告)
そぐむ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!合格おめでとうございます!! (2018年11月15日 14時) (レス) id: 3753eef71c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:牡丹 | 作成日時:2018年10月22日 22時

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