ノリと律動ー壱ー ページ21
薄赤く照らされた暗い暗い部屋から男女の艶やかな吐息が聴こえた。
激しい熱を帯びている。
いちれんの情 事が終わった証だ。
私は今宵、万斉殿のもとへ渡った。
お互い先程の激しさが忘れられず、息吐くのみである。
万斉｢A、ダメでござるよ。ひとりで勝手にあんなこと.....｣
A｢はい.....ごめんなさい。もうしません.....｣
昼間のおしのびの件である。
そのことや鶴姫のこともあり、今宵は万斉殿と褥を共にしたかった。
A｢叔母上さまにも言われたことですから.....｣
万斉｢約束でござるよ。｣
そう言うと万斉殿は私に口付けをした。
永い。永い。いつもよりも。
私は息が続かず、離そうとした。
万斉｢ダメでござるよ。からだにわからせてやる.....お仕 置きでござる。｣
A｢はぁはぁ.....｣
ごめんね。ごめんね。万斉殿。
鶴姫のこととか.....本当に心配かけたよね。
万斉｢足りぬ.....｣
A｢え！？｣
万斉｢こんなんじゃ足りないでござる。｣
彼の目はギラギラと光る。
飢えた獣の目だった。
万斉殿は私のその露になった肌を一撫で一撫で丁寧に撫ではじめた。
万斉｢一回ではたりぬ.....まだまだしつけるでござるよ.....｣
彼は笑っていた。
お仕 置きと称して一体何をするつもりなのだろう.....
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『律動』はここでは『リズム』と読みます。
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牡丹(プロフ) - そぐむさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。小説の方もご愛読ありがとうございます。これからも更新いたしますので何卒よろしくお願いいたします。 (2018年11月15日 17時) (
レス) id: 008b18c312 (このIDを非表示/違反報告)
そぐむ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！合格おめでとうございます！！ (2018年11月15日 14時) (レス) id: 3753eef71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牡丹 | 作成日時：2018年10月22日 22時
