Only Girl from EXILE

＊ ページ39

芸名 side




NK「…で。本題なんだけど…」






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あの飲み会から数日のこと。

直人に頼まれて私は直己と岩田くんの前に居る。

私はあくまで先輩だし、部外者に過ぎない。

しかも私にはもう1つ、何も言えない理由があった。

まぁ、それはのちのち…



ガチガチに緊張してる岩田くんを前に、

同じように緊張しきってる直己。

なんであんたも緊張すんのよ







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NK「………三代目のオーディションに出て欲しい」

岩「…え？」

NK「今度、三代目JSBを結成することになってるのは知ってると思うけど、パフォーマーも探してるんだ」







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そっから、直己が三代目結成の話、

パフォーマーもある程度人数絞ってること、

そして、ぜひなって欲しいということ。



もちろん、岩田くんは驚いてた。

そりゃ無理もない。だってきっとそんなこと夢にも思ってないだろうし、

さらに言えば私達は彼が一般企業からの内定をもらってることも知ってる。






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NK「ごめんな、驚かせて」

岩「いえ…」

NK「……」

岩「………汗」






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シーンとしてしまう2人。

仕方ないなぁ…

ほんとは口挟みたくないけど。






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「戸惑わせてごめんね、岩田くん。でもね私も岩田くんと踊ってみたいなぁとは思ってたの」

岩「え…」

「だから、直人と直己が岩田くん推薦したいって言ってきた時は素直に賛成したし、楽しみだなって思ったよ。でも勿論、岩田くんには岩田くんの意思があるし、なんせ大手企業からの内定も貰ってるんでしょ？だから沢山考えてほしいなって思うよ」






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岩田くんと会う前、AKIRAは私に、

"クランプでとてつもないやつがいるんだ"

って言ってた。

動画も見させてもらったけど、かっこよくて、パワーがあって。

なにより、このクランプというダンスをこよなく愛しているんだ、というのがヒシヒシと伝わった。

だからこそ、受けて欲しいんだ。

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