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143話 ページ43

「まぁ…そうですね」

特に否定するようなこともなかったため静かに頷いた

「お前、本当にいつも1人で何もかもしようとするんだな」

パンクハザードでのことも含めて、ルフィがそう言うと、図星だったAはバツの悪い顔になった

「俺はAが強いのは知ってるけど、1人じゃどうにもならない時もあるだろ?だから、もしそうなったら俺がAを助けに行く!」

「……!」

予想外の言葉にAが驚いていると、ルフィはなんてことないように笑った

Aも少し遅れて不自然ながらも笑う

「そんなことを言ってくれたのは、あなたが初めてです…ありがとうございます」

お礼を言うとルフィの笑顔が少しだけ曇ったが、まぁいいかと別の話題に移る

「さっき檻の中でよ、Aの覇王色が俺のと違う感じがしたんだ」

Aには、どうしてルフィの笑顔が曇ったのか、わからなかったがそのまま質問に答えた

「私の覇王色の覇気はこの世にいる誰よりも強いらしいですよ」

「…!!へぇ、すげぇんだなAは!」

ルフィはそう言っただけで、それ以上を詳しく聞こうとはしなかった

Aもありがたく思い、それ以上の話はしなかったがレイリーに、シルフィーの名を持つ者特有の覇王色があるとあの時教えてもらっていた

覇王色の覇気の中でもさらに異質で最も強い

なので、あまりの強さに本人さえもコントロールが難しく、確かにAも特別な状況以外では無意識のうちに、全力を出さないよう抑えていた

Aが覇王色の覇気のコントロールが上手くなった根本的な原因でもある

「少し特殊な覇王色の覇気でね、覇王色の覇気同士の衝突となったら君の方が強い、この世にいる誰よりもね」

ヘレナもそうだったようで、Aもレイリーからこの話を聞いてからはいつでも覇王色の覇気を最大で使えるように訓練をしていた

ドフラミンゴに捕まって部屋から逃げようとした時も、ヴェルゴを相手にした時も、Aは完全に目を開いて目の前の敵にのみに覇王色を当てた

そして子供たちの暴走を止める時は最小限に抑えた

もう既に、覇王色の覇気のコントロールはほぼ網羅完璧だろう

ふと、医務室の扉が開いてチョッパーが入ってくる

「A!ここにいたのか、傷口はどうだ?痛むか?」

「おかげさまでなんともないです」

「なら良かった!サンジがもうすぐ夕飯だから2人のこと呼んでたぞ!」

夕飯と聞くと、ルフィは真っ先に医務室を出て行き後からAとチョッパーも続いた

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星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2020年4月7日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ターコイズ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Namida/  
作成日時:2020年2月20日 4時

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