【ONE PIECE】またいつかお会いしましょう (ページ20)

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120話ページ20

Aがドレスローザを出た頃、G5ではたしぎとスモーカーが1部の部下を連れて軍艦に乗っていた

Aの捜索が少しも進んでおらず、いよいよ船を出すことになったのだ

しかしその途中で、麦わらの一味とパンクハザードからの誰かのやり取りを偶然耳にする

｢……このタイミングで、麦わらか…だが、Aのことを抜きにしてもあの島に人がいるのは違法だ
…行くぞ｣

スモーカーが眉間にしわを寄せながら指示を出すと、G5の海兵たちは文句を言いながらもパンクハザードへと行き先を変更した

その後、麦わらの一味、海軍G5がパンクハザードへと上陸、ローはG5との対決の後麦わらの一味と接触し、同盟を結んだ

その時G5では、子供たちの誘拐について話が進んでいた

｢もしかしたら、Aさんも……｣

スモーカーの身体でそう言ったたしぎに対して、たしぎの身体に入ったスモーカーが返す

｢もし、本当にあいつが何者かの手によって連れ去られたとしたら、いよいよ只者ではねぇな｣

海兵たちは、あのA中将が、と未だに受け入れないが、可能性としては否定できないとスモーカーは言った

そしてG5は、本部への連絡、この島にいる黒幕を暴くこと、ローから奪われたものを取り返すために動き出す

一方で海賊同盟を結んだローとルフィはシーザー誘拐に向けて研究所へと向かったが、シーザー、ヴェルゴの手によって檻へと閉じ込められてしまった

同じく檻に閉じ込められたスモーカーとたしぎは、その場にいるヴェルゴを見て、ようやく全てに気づく

｢つまり、シーザーがガキ共を連れ去った誘拐事件はお前の手で海難事故にされていたわけか｣

スモーカーが言うと、元からそのことを知っていたローがヴェルゴについて付け足す

｢ヴェルゴは海軍を裏切ったわけじゃない
元々奴は海賊だ、名を上げる前にジョーカーの指示で海軍に入隊した
ヴェルゴは初めからジョーカーの一味なのさ…！｣

スモーカーとたしぎがヴェルゴを睨んだがそんなことも気にせずルフィはローの方を向いた

｢ジョーカーって誰だ？｣

｢俺も昔そいつの部下だった、だからヴェルゴを知っている
ジョーカーの正体は世界に名の通った海賊、王下七武海の1人……ドンキホーテ・ドフラミンゴだ｣

皆が驚愕する中、ヴェルゴはコーヒーを一口飲んだ

｢そういうことだ
女海兵1人の行方不明くらいどうにでもできる｣

スモーカーが唇を噛んだ

｢やっぱりてめぇらか…！あのAがいなくなるのは不審だと思っていたよ｣