お兄さんであり、お母さん ページ14
写真集の撮影の為、今日は行きつけのカフェに来てみた。店員さんとも仲良しで、一緒に写真に写してもらおうかな、なんて思っている。
『こんにちは〜』
?:「あれ、Aやん」
『ちょーさん! 』
扉を開けると、其処にはドーベルのP-CHOさんがいた。今まで結構お世話になっていて、弟の様に可愛がってくれる優しいお兄さん。まさかこんな所で会うとは。
P:「1人で来るの珍しいな。仕事?」
『ええ、まぁ…』
ちょーさんなら内緒にしてくれるかな…。
思い切って話す事にした。
『来年に写真集出す事になって、それの撮影です。内緒にしててくださいね』
P:「へぇ〜、楽しみにしとるわ。最初に届けてくれんのやろ?」
そう言って悪戯っぽい笑みを浮かべるちょーさん。内緒にする代わりに、という事なのだろうか。どちらにせよ、お世話になっているので届けるつもりではあった。
『お世話になってますしね、最初にお届けします』
P:「楽しみに待っとる」
…そうだ、どうせならちょーさんとも撮ってもらおう。
『ちょーさん、一緒に撮りません?』
P:「え、俺写って大丈夫なん?」
『問題ないですよ。ね、カメラマンさん?』
そう問うと、グッと親指を立てるカメラマンさん。
『ね、撮りましょ』
P:「オッケーなんだったら喜んで」
其処から何枚か写真を撮った。コーヒー飲んでたり、ちょーさんとお話ししてたり。楽しい時間を過ごす事ができた。
ていうか、ちょーさん顔ちっさ…。俺がでかく見える…。
.
.
『いやほんと無茶振りに応えていただきありがとうございました』
飲んだコーヒーのお代も払ってくれた。ますますちょーさんが好きになったな、なんて思う。
P:「こっちこそ、写らしてもらってありがとぉな。写真集楽しみにしてんで」
そう言ってひらひらと手を振るちょーさん。俺のお兄さんであり、お母さんでもある、そんな人。
155人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時