誰？ ページ6
「今回は、誰なんだろうね」
泉「…厄介だねぇ？その瞬間まで分からないなんて…というか、ループはなんで起こるんだろうねぇ？都合よく俺たちが守られてる感じ」
「守られてるっていうか…おかしいよね。どれだけ止めても、誰かが死んじゃうんだから」
特定の誰かが死ぬまで終わらない…みたいな
それが誰か分かんないから困ってるんだけど
「泉。もう、泉は私を置いて行かないよね？」
泉「！……当たり前でしょぉ？何度も死んでたまるかっての」
……でも、あなたは忘れてしまう
私は覚えていても、あなたは必ず忘れる
泉「それにしても…なんであんずは自 殺なんてしたんだろうねぇ？」
「………え？」
泉「思わない？だって、あんずが自 殺した日はハロウィンパーティだったんでしょぉ？結構あいつも楽しみにしてたんじゃないのぉ？そんな日に自 殺なんてするかなぁ」
「……確かに」
本当に、自 殺だった……？
誰かの、策略だった？
だとすれば、そいつがこのループを引き起こして…
真緒「A先輩」
「あ……真緒。ごめん、泉。また今度ね」
泉「ん」
真緒「……あの、先輩。あんまり瀬名先輩とは近づかない方が良いと思いますよ？」
「？あー…真にベッタリだもんね。泉は…大丈夫、私は泉にあんまり好かれてないから！！あはは」
真緒「………すんません。こんなことしか出来なくて…助けられなくて」ボソッ
「ん？何か言った？」
真緒「いえ！…なんでもないっす」
「そう？なら良いんだけ……っ！？」
真緒「どうしました？先輩…」
「あんずちゃん………！！！！！！！」スッ
ガシッ「っ！？真緒……！？」
真緒「どうしたんですか！？これから俺と一緒に生徒会室に行くって」
「ごめんっあんずちゃんがっねぇ！真緒も見て…！あんずちゃんが屋上にっ…………え？アレ、誰？」
真緒「……」
「いず…み？」
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作者名：Kananan | 作成日時：2018年1月14日 19時
