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片膝をついてしゃがみこんでいたAは

ツインテールの女…玻穏を睨みつけながら

不敵な笑みを浮かべて立ち上がった。









「いいんだよいい子ぶらなくても」

「いい子ぶる?なんの事かさっぱり」









冷ややかな目付きで互いに睨み合い

しばらく黙り込み静かな空気が流れる









「私たちの誘いに乗らないなら私も貴方のことを殺します」

「ふーん、で?」

「………ムカつくねその冷めた顔」

「ごめんなさい機嫌悪いの、今」









Aが煽るようにニッコリと微笑んだ途端

玻穏はイラついたのか胡散臭い笑みを浮かべながら

スリット付きスカートを履いた太ももに着けたベルトからクナイを取りだす

下手したらさっきの男…湖樹との戦いの時よりも空気が悪い。









「生理中?ニキビが出来て食欲も止まらないからってイライラを私にぶつけないでよ」

「う、うるさい!!かわいくない!!」

「別に…かわいいが女の全てじゃないじゃん」









ガガガガガと素早い動きでAを刺そうと攻撃してくる玻穏の動きに

初見であるのにも関わらずすぐに反応し避けきるA

玻穏と湖樹、どちらが素早かったかと聞かれたらAは恐らく後者を挙げる

体格はそんなに変わらないが湖樹の方が近接戦の実力があるのは確かだ。









「それに女の子は必ずかわいくいなきゃダメって誰が決めた?」

「女の価値はそんなちっさいもん1つで決まんねぇよ」









額を狙ってきたクナイをしゃがんで避け

すぐに立ち上がり回し蹴りを決める

制服のスカートがふわりと広がりブーツのつま先がクナイに当たった

勢いよく蹴り飛ばしたクナイはカンッという軽い音と共に弧を描きながら空中に舞う









「かわいくない?何度でも言っとけ」

「別に貴方に褒められても嬉しくない」

「私は─」









唐突にその瞬間思い出すつい先程のやり取り

生まれて初めて髪を染めた時のあの言葉

どうしてあの瞬間言葉じゃ言い表せないくらいの大きな喜びに包まれたのか

今まで感じたことのないような気持ちを抱いたのかAはわからなかった

褒められるのなら……"あの人"がいい、そんな思いが一瞬だけ過ぎっては消える。









「(やめよう、今こんなことを考えるのは)」

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設定キーワード:呪術廻戦 , 狗巻棘   
作品ジャンル:アニメ
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まー(プロフ) - 亜紀さん» コメントありがとうございます…!尊敬だなんて恐れ多いです…これからも頑張ります:-) (11月29日 16時) (レス) id: 47d5979f19 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!私も小説を書いているのですが、ほんとに尊敬してます!更新頑張ってください! (11月28日 13時) (レス) id: ab4f96d557 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まー | 作成日時:2020年11月24日 19時

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