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美味しそうに何も疑うことなく

普通に食事をするAのことを窓ガラス越しに見る人物がひとりいた

その人物は人々が行き交う通路の手すりにしゃがみこんでは不気味な笑みを浮かべていた。

普通の人間ならバランスを崩して

1階まで真っ逆さまに落ちて行きそうなのに当たり前のようにしゃがんでいる。









「あれが海景Aか…鈴鹿姫を服従させた呪いの王女」

「覚醒すればあの呪いの女王、折本里香をも超えることが期待される人間」









その人物の隣で静かにつぶやく少女

普通の女の子に見えるのだが…

呪いに関わる話をしているあたり

彼女も当然、呪いが見える数少ない人間。









「何を馬鹿なことを言っているんだよ〜」

「超えると本気で思っているのか?あの折本里香を」

「本気で思っているのならココが相当いかれてやがるって!」









そんな女の隣でけたけたと笑う

パッと見高校生くらいの年齢に見える男

女よりは見た目が大人っぽいが

ただ話し方が見た目の割にはとても幼い。









「あの子はね、すごい才能を持って生まれた人間なんだよ」

「うじゃうじゃと溢れる人間の中で選ばれた人間なんだ、きっとそうさ」

「でも才能と同じくらい…辛い辛い目にあうのも生まれた時から決まってる」









2人の頭を撫でるように、宥めるように

手すりにしゃがみこんでいた男が口を開いた

その男は通り過ぎていくたくさんの人達の視界には入っていないようだ

つまりこの男の正体は─

恐らく……呪い。









「この世の人間の種類は2種類」

「才能に恵まれ将来を期待される人間と」

「没個性を持って生まれ見放される人間」

「彼女が前者なら僕は後者さ」









男はこの世は才能が全てだと話す

才能があるやつだけが人間として認められているようなそんな理不尽さがあると

逆に才能のない人間は何をやってもどれだけ努力しても認めて貰えない惨めな存在。

男が舐めていた棒付きキャンディがバキンと砕けそれと同時に男が地面に降り立つ。









「僕はさぁ……彼女が嫌いなんだよ」

「才能があるくせして私は〜ってうだうだと立ち止まって文句言って」

「僕のような人間の気持ちなんて彼女には理解できないくせに」









さっきまで穏やかな顔をしていた男は

Aの姿を再び見るなり

憎しみの表情へと変化した

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設定キーワード:呪術廻戦 , 狗巻棘   
作品ジャンル:アニメ
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まー(プロフ) - 亜紀さん» コメントありがとうございます…!尊敬だなんて恐れ多いです…これからも頑張ります:-) (11月29日 16時) (レス) id: 47d5979f19 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!私も小説を書いているのですが、ほんとに尊敬してます!更新頑張ってください! (11月28日 13時) (レス) id: ab4f96d557 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まー | 作成日時:2020年11月24日 19時

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