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下を向いたかと思ったら

チラッとこっそりAに視線を戻す

すると運がいいのか悪いのかバチッと目が合ってしまった。









「染めたの、髪の毛」

「初めてだったから似合ってるかは分からないんだけど」









言われてみれば…というか見ればわかる

Aの髪色の変化

銀髪なのは変わらないのだが毛先の色が銀ではなく青色へと変化していた

つまり毛先だけ青に染めたということだ。









「……しゃけ」

「似合ってるってこと?」









いつもなら普通に聞こえるはずの

肯定を意味する言葉も

この時だけはどこかボソボソとよく耳を澄ませていないと聞こえない大きさだった

Aにはギリギリ伝わっていないようだがかなり照れている。









「ふふっ」

「狗巻くんにそう言われるとなんか嬉しい」









精一杯返事をしてまたAの返事に頷けば

返ってきたとびきりの笑顔

せっかくなんとか顔を見て返事を返したのにまたまた恥ずかしくなって

すぐに顔を背け襟元に顔を埋めた

やっぱりAには照れという感情が全然伝わってない。









「(うわぁ、はいはい眩しい眩しい)」

「(最近の高校生はみんなこうなの?みんな男の子が女の子に押されてんの?)」









みんながみんなこうとは限らないが

Aと狗巻の場合は

Aが無自覚にした表情や行動、言動に狗巻が負けるといったことが圧倒的に多い

普段言葉を使って呪いを祓ってる者がたった1人の女の子の言葉にやられまくりだ。









「た、高菜……いくら…」

「上着綺麗にたたみなおしてくれたんだ、ありがとう」









そして追い打ちをかけるように炸裂した

Aの必殺ありがとうパンチ

毎回ありがとうと言う時に微笑む姿は女神だと狗巻…ではなく虎杖と釘崎がつい先日騒いでいた

Aは小さなことでも相手になにかしてもらったら必ずありがとうと口にする。









「Aちゃん、それ以上いじめるのやめた方がいいわよ」

「いじめ?」

「いや…なんでもないよ」









何事もなかったかのように外に出ては

壁にもたれてスマホを見る狗巻に視線を移すA

心做しか見つめる目と表情が変わったような─









「なんなんだろ、このモヤモヤ」









不快感とはどこか違うモヤモヤ感

その答えをまだAは知らない

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設定キーワード:呪術廻戦 , 狗巻棘   
作品ジャンル:アニメ
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まー(プロフ) - 亜紀さん» コメントありがとうございます…!尊敬だなんて恐れ多いです…これからも頑張ります:-) (11月29日 16時) (レス) id: 47d5979f19 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!私も小説を書いているのですが、ほんとに尊敬してます!更新頑張ってください! (11月28日 13時) (レス) id: ab4f96d557 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まー | 作成日時:2020年11月24日 19時

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