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ピリピリとした空気に入り込んだのは銀翼の団長だった。これでひと段落着くだろうと胸を撫で下ろしたのはほんの一瞬だった。ヤミとは別の冷たい
｢少年少女相手に恥ずかしくないのか…！？シルヴァ一族よ…｣
フエゴレオンが間に入った事により、硬直した空気が和らいだ。もう問題ないだろうと食事を再開する者も現れた。
｢してA…これはどうするつもりだ！！｣
フエゴレオンの指さす先は、Aの手で壊された部屋である。天井は青が広がり風が吹き抜ける。反省の色は見えないAに呆れ返った様子でフエゴレオンは溜息を吐いた。さすがは
｢魔法帝辺りがどうとでもするでしょ。あの人も金は腐るほど持ってるでしょ？｣
無礼極まりないAの態度に他団員からの視線を一身に受けたが、本人は何処吹く風である。暴牛にはまた一枚始末書が送られる事だろう。そう思うとフエゴレオンはヤミに同情した。彼も彼で気にした素振りは見られないから何とも言えないのだが。
普段の任務をから建物への被害は大きい。殆どはAが占めている。加えて今回は室内だ。力加減というものを覚えろと言い聞かせてもAにはなんの効果も無いだろう。
｢へーへー、すみませんね。乱闘騒ぎが日常茶飯事のボロ酒場育ちなもんで。｣
目も合わせず吐き捨て、横を通り過ぎていくAの頭にチョップを食らわせれば頭を抑えてフエゴレオンを睨み上げた。その様は先程とはまるで別人の様に、叱られた子供の様である。
｢毎度毎度…いい加減にしないか！｣
｢紅蓮の団長…｣
依然頭を抑えたままのAの真剣味を帯びた口調にフエゴレオンも真面目な顔で耳を傾けた。
｢理を超える力は全て理の中より生まれる。魔法は奇跡の力なんかじゃない。己が魂全てを注ぎ込む事が魔法なんす。｣
フエゴレオンだけでなく、静まり返ったこの場で皆がAの言葉に耳を傾けていた。
｢上から覗く目ン玉気にしてちゃ魔道は進めないっすよ。｣
ニタリとしてやったりな笑みを浮かべたAに真面目に聞こうとした自分が馬鹿だったとフエゴレオンは額に手を当てた。だが、Aの言う事も確かだ。｢マスターの受け売りだけど｣と付け加えたAはそのままフエゴレオンの横を通り過ぎる。
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マリイ - はなぼーさん» ありがとうございますユウカ様の小説一つも無くてレオポルド、アスタ、ラック、マグナ (ライア)好きだけど1番はユウカ様 FTとブラクロの中で (2022年8月4日 14時) (
レス) @page47 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます！作品一つ作るのは難しそうなので、ユウカとのお話をどこかで挟もうと思います！ (2022年8月1日 21時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月29日 20時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - ミトさん» コメントありがとうございます！長らく更新出来ていませんでしたが、ちまちまと再開致します！ (2022年7月11日 11時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
ミト - ブラクロに再熱して夢小説探してたら面白いの見つけた…続きを楽しみにしてます！ (2022年6月11日 1時) (レス) @page39 id: 54bc55279d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなぼー | 作成日時：2022年3月3日 18時
