オオカミくんには騙されない

______ バイバイ、私の王子様 ページ34

れいちぇる「...じゃあ、カウントしますか？」


かれん「そうだね」



れいちぇるの一言で、女子メンバー全員手を繋いだ。


赤いランプを持ち前に立つ男子達の顔に緊張が走る。



女子「「「「「「せーの」」」」」」


全員「「10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1......0」」



パチッ______


誰かの明かりが落ちた。





れお「...俺だ」


脱落者はれおとなった。



あらん「...れお、まじで」


りゅうと「嘘やん...」



悲しむメンバー達。


れおの目にもうっすらと涙が浮かんでいる。



れお「...2ヶ月間、ありがとうございました...
俺は...俺はっ、オオカミくんじゃない...
のんちゃん...本当にごめん...泣」


のん「れお、くん...」


のんちゃんも静かに泣いていた。



《 最後に、脱落男子れおには女子1人とのシンデレラタイム1時間が与えられます 》


《 どの女子を選びますか 》



れお「...のんちゃんで」


のん「はい」



れおとのんは最後のデートへと行った。




《 れお × のん・シンデレラタイム 》



れお「...話すの、本当に最後になっちゃった」


のん「うん」


れお「...本当にごめん。やっと自分の気持ちに気付けた時だったのに」


のん「...」


れお「オオカミくんに疑われるような行動ばっか取って...バカみたいだ俺。俺はただ、真剣に恋を探してただけなんだよ...」


のん「れおくん...」


れお「俺は本気で...本気で、好きだよ...のんのこと」


のん「.....ありがとう、れおくん。
...私今、すごく幸せ。
...れおくんに出会えて、良かった。」


れお「...のんちゃん」



_____ギュッ



のん「れお、くん...」


れお「もうしばらくこうさせて」


のん「...うん」




れおとのんの最後のデートが終わった。




横澤『嘘でしょ〜〜泣』


Ami『れお...』


松田『絶対オオカミじゃなかったよこれ、、』


横澤『ごめんなさい〜〜泣泣』


Ami『夏子さん泣かないで下さいよ〜〜泣』


松田『え、Amiちゃんまで泣いてる？！』


横澤『これは本当に切ない、切なすぎるよ...』


Ami『やばい、涙止まんなくなってきた』




《 次回予告 》


リョウタがれいちぇるを呼び出し！？


一方のりゅうとは傷心ののんを呼び出してとある場所へと連れて行く。


次回、波乱の展開が！

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