White salt boy

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you side


亜嵐「一旦休憩！」


そうリーダーから声が掛かり、各々がくつろぎ始めた。


涼太「ねえそうだ龍友くん！俺ボイトレ室に忘れ物しちゃったから付いてきてくれない？」


龍友「ええで」


そう言って2人はリハ室を出た。


涼太くんの物忘れは相変わらずだなあ


マネ「裕太と隼！ちょっと次のイベントの打ち合わせしたいんだけどいいかな？」


裕太・隼
「了解です！」


また2人、リハ室を出て行った。


残されたのは、メンディーさんと、亜嵐くんと、玲於と、私


玲於は一人でクランプを練習していて、


休憩時間でも練習するところは昔っから全然変わってないなあなんて思ったり。


メンディー「あ、やべえ！亜嵐くん！俺らEXILEの楽屋に荷物置きっぱやん！」


亜嵐「取りに行こ！」


そう言ってまた2人出て行った。


リハ室に残されたのは、私と玲於だけ。


気まずい、なぁ...


？「...おい」


突然目の前に差し出されるスポーツドリンク。


「？、！」


玲於がいた。


玲於「さっきから何も飲んでないだろ。脱水症状起こすよ。」


そう言って私にスポーツドリンクを押し付けてきた。


未開封のしかもキンキンに冷えてるやつ。笑


「わ、私は、大丈夫だから！しかもそれ、玲於が買ったやつでしょ？私も自分で買うから、さ！」


玲於「そういう問題じゃないから。」


そう言い捨てて玲於はまたクランプを始めた。


「...これって」


玲於から貰ったスポーツドリンクは私がリハの時やライブの時いつも飲んでいる1番好きなやつで


「ありがとう」


聞こえるはずもないけど玲於の背中に向かってそう呟いた。


でも、なんでだろう...


私は、玲於が尊敬している先輩の内の1人ガンさんを殴ってしまった。


理由はあれだけど、殴ってしまったことは悪い。


玲於だってそんな私には怒っているだろう


そう思っていた。


でも、よくよく思い返してみれば


リハ中にメンバーからわざと足をひっかけられたり


すれ違いざまに「邪魔。」


なんて言われたり、ミスを私のせいにされたりと


散々だったけど、


玲於は私に何もしてこなかった。


あなたは、黒の人間なの？


それとも......

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