6話 ページ7
俺達が自己紹介やらなんやらしている間にも後ろにはどんどん新入生が並んでいく。
刹那。
悪寒がした。
本能が危ないと警鐘を鳴らす。
恐る恐る後ろを振り返ると
シアンよりも背の高い双子がこちらを見ていた。
俺は知っている。この顔を知っている。
(……リーチだ)
驚いた。コイツ、双子だったのか。
物腰の柔らかそうなつり目と
退屈そうに足を揺らすたれ目
どっちが友達の推しだったとかはこの際どうでもいい。
恐らくどちらも主要キャラだ。
双子属性なんてオタクの性癖でしかないだろう。
双子は言うなればにこいち、とか言うやつだ。
どちらかが主要キャラでどちらかがモブなんてまずありえない。
にしても、同じ学年だとは。
ということは主人公は1学年下の後輩としてストーリーが進むのか。
そういえばメガネの奴は何年生なのだろうか。
新入生の列を軽く見渡すが該当しそうなやつが沢山いて見当がつかない。
来年来るのか。
いや、ママ属性ならきっと年上だ
なら2年生か3年生の列のどこかにいるだろう。
周りを見ながら考える。
その時だった。
──ポン、
誰かに肩を叩かれた。
自分の真後ろ。言わずもがなリーチ。
出来れば気付かなかった振りをしたい
──ポンポン
…駄目だ。逃れられそうにないな。
「…なんでしょうか。」
?「あぁいえ、貴方があまりにもキョロキョロするものですから。一体どうしたのか…と………」
「なにか」
?「ッあ、すみません、お綺麗な顔をされているので一瞬女性の方かと、」
?「はー?メスはここ入れねーだろ何言ってんのジェイド」
?「フロイド。陸ではメスではなく女性と言えと何度言えば分かるんですか」
?「メスも女も変わんねぇだろ、別に」
?「アズールは変わる変わらないの問題ではなくモラルの話をしているのでは?」
……??何を見せられているんだ?デジャヴだ。
さっきのリジー兄弟みたいだ
能天気そうな性格の奴はどこでもデリカシーというものが無いのだろうか。似ている。
「…で、なんなんですか。」
?「…いえ、なんでもありません。申し訳ありません」ニコ
「そうですか。」
(…なんだったんだ、一体)
ラム「なーA、Aはどこの寮に入りたい??」
寮か…俺はパンフレットとかは全て親に捨てられたから何寮があるかなんて分からない
「別に、どこでも」
ラム「…ふぅん。おなじだといいね」
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おはぎとだんご(プロフ) - 面白かったです。移行楽しみにしてます (2021年8月13日 14時) (レス) id: 1cc5216453 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - 現在はこちらの新しいアカウントで作品を続ける準備をしております。タイトルは変わらないと思いますのでお話をある程度書きましたらまたこちらでお知らせいたします。作品ページにあります他の作品につきましても原作改めて作成中でございますのでお待ちください (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - こんにちは、、、お久しぶりでございます鴇です、、長らく更新停止してしまい申し訳ありません。実は機種変をしたのですがパスワードやら何やらを忘れるという大失態を犯しました、、 (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - ふまさん» そうです、!続編へ移行するにあたり、最後のタイトルをいつも通りにするか悩んだのですが夢主くんの無意識に抱えている苦悩を表したいと思い、文字化けさせてあの文に致しました。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
鴇(プロフ) - カクテルさん» お返事遅くなってしまってすみません、楽しみにしてて下さりありがとうございます、!後日、続編に移行致しますのでそちらも引き続き読んでいただけると幸いです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鴇 | 作成日時:2021年2月6日 20時