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40話 ページ43

テラコッタの1年と目が合う。



すると途端に目を輝かせるテラコッタの1nもういいや赤いのって呼ぶ長い



赤いのがこちらに駆け寄ってきた。



赤いの「ちょ、先輩〜!!あのぉ、あの銅像って先輩なら治せちゃったり…」


「しません」


赤いの「無理ですよね〜失礼しまぁ〜す……」


「………なんだ」



失礼するといいつつ俺の前に留まる赤いの。



赤いの「その………あのほんとに無理ですかね?」



「佐伯行くぞ」


シア「あ、あぁ…」


赤いの「薄情!!!!!!」



(なんとでも言え)




すると赤いのの声で気付いたのか学園長が声を張り上げながらこちらに来ていた。


焦げたハートの女王の像を見て驚愕しているようだった。



去り際にまた助けを求めるような彼と目が合ったが俺はそれを無視して教室へ向かった。



「初日から何やってんだか」


シア「あの1年達はどうなるんだろうな…」


「悪くて退学だろ」


シア「さすがに可哀想だな」


「自業自得」


シア「お前なんか今日いつにも増して冷たいな」


「ちょっと気が立ってるんだ。」


シア「……なんかあったら言えよ」


「…」



返事をすることも無いまま自分の教室に入る。



席に着き本を開いたのと同時に同じクラスになったジェイド・リーチが隣に座り話しかけてきた。




ジェ「宜しかったのですか?彼、貴方に無視されてだいぶ悲しそうな顔をしていましたが」


「…」



黙々と本のページをめくる。



ジェ「……僕の事も無視ですか…?」


「気が立っていると言った。ずっと後ろに歩いてたんだから聞こえてただろう」


ジェ「さて、なんの事でしょう?もう一度言って貰えませんか?」


「全く、白々しい」


ジェ「まあまあ、そんなに怒らないで。同じクラスなのだから仲良くしましょう?」



「……気が向けば」


ジェ「フフ、そのお気持ちだけでも嬉しいものですね」



純粋な笑みで話すリーチ。



珍しい。いつもはもっとどす黒い笑い方をするのに。


その後も隣のリーチをあしらっていると昨日会ったローズハートに話しかけられた。



リド「やぁ、同じクラスになったのだね」


「どうやらそうらしい」


リド「昨日はどうもありがとう。お陰様で早めに新入生を見つける事が出来たよ」


「礼を言われる程の事はしていない。」


リド「キミは謙遜が上手なんだね。とにかく、お礼は言ったから。これから1年間よろしく」


「あぁ。」



ジェ「僕とだいぶ態度が違いませんか…?」

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おはぎとだんご(プロフ) - 面白かったです。移行楽しみにしてます (2021年8月13日 14時) (レス) id: 1cc5216453 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 現在はこちらの新しいアカウントで作品を続ける準備をしております。タイトルは変わらないと思いますのでお話をある程度書きましたらまたこちらでお知らせいたします。作品ページにあります他の作品につきましても原作改めて作成中でございますのでお待ちください (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんにちは、、、お久しぶりでございます鴇です、、長らく更新停止してしまい申し訳ありません。実は機種変をしたのですがパスワードやら何やらを忘れるという大失態を犯しました、、 (2021年6月7日 4時) (レス) id: 30e34f0135 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ふまさん» そうです、!続編へ移行するにあたり、最後のタイトルをいつも通りにするか悩んだのですが夢主くんの無意識に抱えている苦悩を表したいと思い、文字化けさせてあの文に致しました。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カクテルさん» お返事遅くなってしまってすみません、楽しみにしてて下さりありがとうございます、!後日、続編に移行致しますのでそちらも引き続き読んでいただけると幸いです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 1794e5cce6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年2月6日 20時

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