自分のガチ勢がいるとか【ツイステ】

17話 ページ18

ﾊｧ…またなんか主要キャラっぽい人に出会ってしまった………



こんなちっちゃいのに老人口調ってなんなんだ？



俺が心の中で溜息を付いているとも露知らず、彼はそのまま喋り続ける。



？｢なら良かった！…ところでお主、A・アーノルドじゃろ｣



｢…そうですね………｣



？｢ウチに新しく入った生徒がずっと名前を呟いておったぞ？挙げ句誰が止めても聞かずお主の寮に行ってしまったようじゃし…どういう仲なんじゃ？まさか恋仲か？うりうり〜｣



絶対ラムアだ……



｢いや、そんなんじゃないです、初対面のはず……だし勝手に懐かれてるだけなんで…｣



？｢ふむ……じゃがあやつからは微かにお主と同じ匂いがした。そうじゃの……エレメンタリースクールやミドルスクールで会ったことでもあるのでは無いか？｣



｢………見覚えなんてないです……もういいですか、｣



？｢おっと、老人の話はつまらなかったか？すまんの。ほれ、行って良いぞ。｣



｢ﾊｧ…失礼します…｣



〜〜〜〜〜ｯ、来なきゃ良かったかも……!!!!




…でも基本的にここに来ればあいつらに会う確率も減るかもしれないからオールオッケーなのか…？




？｢ふふ、あやつ、面白いの……｣


______________________



朝からトラブル続きだったがなんとか校内へ到着。ボードを見てクラスを確認する。



(俺のクラスは………)



｢1年Ｃ組……あ、シアンとリジー兄弟がいる…｣




なにも、なにも起こりませんように………!!



そう願っていると誰かが俺の肩を叩いた。



シア｢はよ｣



｢ん…あぁ、おはよ｣



シア｢…ｽﾝ…お前、あの双子の片割れの匂いがする｣



｢へ｣



シア｢銀の片眼鏡の方だ。…俺は、虎の獣人だから鼻が良い、何かあったのか、｣




獣人なのは分かってたがまさか虎とは……



…………カッコイイな、虎………虎？



｢佐伯……………｣



シア｢なんだ、？｣



俺の同僚に似ている……虎好き…というか猫科の動物が好きなアイツに…なんとなく…



｢いや、ちょっと知り合いに似てるなと…｣



シア｢…そうか｣



｢あー、ずっとここにいるのもあれだ、教室入るぞ、｣



シア｢……｣



｢？どうした｣



シア｢いや……｣(あからさまに話を逸らされた………)

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