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もしも一目惚れしたのが店主さんの方だったら ページ50










幼なじみの赤葦京治と来たおにぎり屋さん




「A、こちら俺の友達でこの店の店主の「…あのっ!」…治?」






の、店主さんが、京治の言葉を遮って







「お、俺、宮治いいます!ここの店主やっとります!」






目の前まで来てくださって
私の手を取り、ご丁寧に自己紹介してくれている。






『AAです。京治の幼なじみです』




「Aさん!!」




『えっ、あ、はい』




「…けっ、」




『…け?』




「結婚してください!!」




『え?!』




「え?!ちょ、治!?」




「一目惚れしました!お願いします!!」




『あ、いや、ごめんなさい…?』




「ぐぁっ…!」




ガーンと効果音がつきそうな表情で
私の手を握ったままその場に固まった宮さんは
バイトの男の子に頬をぺちぺちされてハッと我に返った。良かった





「も、もしかして彼氏居てはります?!」



『今は居ません』




安心したようにふわっと笑う宮さんは不覚にも可愛い。





随分とぐいぐい来る方だ…京治はもう口開けて停止してるし。どうしようか。








「サム〜!飯食わして…って何しとん?」


このカオスな状況の中、来店した金髪の方。
京治から治さんが双子だと聞いていたから、その金髪の方が侑さんだとすぐ分かった









そして京治から粗方事情を聞いたのか、侑さんは
ちょっと驚きながら私と治さんの間に割り込んで



「はあ、彼氏おらんのですね!ほんなら良かった!
あの、今度食事でも行きませ「ちょぉサム落ち着きーや。そないがっついたら嫌われるで」…あああ!!」


治さんを私から引き剥がした。





『…えっと』




「Aちゃん…やっけ?なんや治が困らせてしもてごめんなぁ〜
良かったらまた店来てやってな」




『…はい、また』



「なん!?また来てくれはるんですか?!うわああありがとうございます!
あっ、赤葦くんから連絡先聞いてもええですか?!」



侑さんに引きずられていく治さんにそう言われて
コクっと小さく頷いたら、彼はぱあっと嬉しそうに笑って
そのまま厨房へと消えていった。















私がここの店主さんに恋に落ちるまで

そう時間はかからなかった。___























おにぎり宮の店主さんに一目惚れした

Fin
┈┈┈┈┈


これにて完結です!
長らくお付き合いくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

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設定タグ:宮治 , 宮侑 , ハイキュー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:OX | 作成日時:2021年8月27日 8時

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