129 ページ33
透「でも、ここに戻ってきたということは、やっぱり雄飛くんが好きだからじゃないですか?」
「やっぱり好きな人との子だから…でも、私には覚悟がなかったんです…」
『今からやり直したって遅くないわ。』
蘭「そうです。おかしてしまったこと以上の愛を注げば、絶対にいいお母さんになれます。」
「ぅぅ……ありがとうございます。親に相談して、雄飛を大切にします……」
その場に泣き崩れる彼女に、抱いていた雄飛くんを渡す。
『困ったら、ここに来て。』
「……はい!」
一度は投げ出したこと、悪いことだけれど、その後の行為で未来は変えられる。
彼女はさっきまでの涙が嘘だったように、笑顔でお店を出ていった。
園子「いいお母さんになれるといいね。」
光彦「きっとなれます!」
父親の人も、彼女を見捨てずに、寄り添ってあげてたら、力強かったはずだったのに…
いつか家族全員で幸せになれることを、祈るしかない。
『……もう、夜になっちゃったね。』
園子「小学生達は早く帰らないと、親に怒られるよー」
「「「はーい」」」
蓮「ねぇママ。もう暗いから、ここでご飯食べよ!」
煌「お兄ちゃんのサンドイッチ、また食べたい!」
ちらっと零を確認すると、食べていけと目で訴えてきた。
『そうしよっか。』
372人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏 - 106話なんですが、目覚まし時計が目指し時計になってました!! (2020年7月3日 15時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!これから受験で思うように、更新できないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると、幸いです。 (2020年1月10日 22時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
綾 - 何回読み直しても、凄く面白いです! これからも更新頑張ってください! (2020年1月9日 23時) (レス) id: ca55126345 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:利香信者 | 作成日時:2019年12月15日 11時