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そして器用な手つきで爆弾を解除していく。



ピーーー



「「!?!?」」



赤い光が暗闇に光る。



爆弾解除に成功したみたい。



「やった…ギリギリ間に合ったな。」



『よかった…』



そして一息つく間もなく、銃弾の雨が次々と襲ってくる。



『な、何!?』



零「逃げるぞ!」



『ここから!?』



すごく高いんだけど…



零「目は閉じてていいから!」



零は私の手を掴み、建物の柱の上をすべり、地面についた。



零「いいか?ここから絶対離れるな。なんとかするから。」



そういうと走って、どこかに消えてしまった。



私は物陰に隠れて、恐怖に震えた。



死の恐怖じゃない…これは…



時間が経ち、少しだけ落ち着いたのかもしれない。



さっきの爆弾で何かあったのかも、って安心してるのも束の間、また攻撃される。



軸が壊れて、体がぐらっと揺れた。



軸から離れて、観覧車は水族館の方面へ行ってしまう。



止まって、お願い!!



そんな願いは虚しく消えて、どんどん進んでしまう。



私はまだ子供達の母親でいたいのに…



必死に止まることを願って、やっとの思いで観覧車は止まった。



『よかった…』



安心したのか、目からもポロポロ涙が出てきた。

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- 106話なんですが、目覚まし時計が目指し時計になってました!! (2020年7月3日 15時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!これから受験で思うように、更新できないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると、幸いです。 (2020年1月10日 22時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
- 何回読み直しても、凄く面白いです! これからも更新頑張ってください! (2020年1月9日 23時) (レス) id: ca55126345 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年12月15日 11時

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