幸せ家族計画！【降谷零】Part2 (ページ23)

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『お待たせ、真純ちゃん。』

真純「そんな待ってないよ。」

おばさん相手してたのが、3時半くらいだったもんな。

私たちは病院の外にあるベンチに腰かけて、話をした。

真純「お子さんがいるんだ！」

『えぇ、双子で近くの保育園に通ってるの。』

真純「双子かぁ、とっても可愛いんだろうなぁ。」

『すごく可愛いよ。親バカかもしれないけどね。いっつも私のこと心配してくれたり、助けてくれたりね。』

零がいなかった頃から、2人は私のそばにいて支えてくれた。

私が今、こうやって幸せでいられているのも家族のおかげ。

真純「子供かぁ、考えたこともないな。」

『今、いくつなの？』

真純「高校二年だから…16だよ。」

大学生かと思ってた…。

真純「まだまだ先になりそうだよ。」

『そうね。』

「「ママー！」」

2人の声がして、ベンチから立ち上がり辺りを見渡した。

すると階段の方から、2人が駆けてきた。

その後ろから零もやってきた。

『なんでここに…？』

零「2人が、今日は俺たちがママをお迎えしに行くって言い出したから来たんだ。」

『そうなの、ありがとう。』

真純「これが噂の双子くん達か！本当に可愛い！」

人見知りをしない子供達は、真純ちゃんとも打ち解けることが出来た。

真純「じゃあまた。」

『じゃあね。』

去っていく真純ちゃんの後ろ姿を見届けた。

零「彼女は？」

『患者さんで、今日困ってるところを助けてもらったの。』

零「そっか…」

『ん？どうかした？』

零は何も言わなかった。