検索窓
今日:12 hit、昨日:71 hit、合計:555,432 hit

32 ページ34

『今日はありがとうございました。子供達も喜んでいて、私も楽しかったです。』



蘭「穂花さん達がよければ、またこうしてどこかに行きましょう。」



『はい、喜んで。』



蓮「バイバイ!」



煌「また遊ぼうね!」



3人でコナンくん達に別れを告げ、駐車場へ向かった。



車で来たわけでない、バスで来たのだ。



レンタカーを借りるより、バスなら子供達は無料で、私の料金だけで済むから。



煌「イルカショーすごかったね!」



蓮「びしょ濡れになっちゃったもんね!」



『そうだね。アシカのショーも、ボールを使って芸をしてて、すごかった。』



蓮「うん!全部もすごかった!」



初めて見たものに、よほど驚きを覚えたらしかった。



『またみんなで行こうね』



蓮「おれは、パパと行きたいなぁ…」



そうぽつりと呟いた。



そうよね、普通の父親ならこういう土曜日とかに、どこかに連れてってくれるから。



2人はそれに憧れているんだ。



煌「周りのお友達は、みんなパパと遊んでもらったって嬉しそうに話すんだ。でも、おれたちそれも出来ないの?」



そこまで言うと、2人は泣き出してしまった。



バスの乗客に迷惑がかかると思い、降りるバス停より早く降りた。



『ごめんね…、2人がそこまでパパのこと思ってるなんて、知らなくて…。ママが悪かったね。』



泣いている2人を抱きしめながら、私はずっと謝った。



どれくらい時間が経っただろう。



2人は泣き止んだ。



蓮「パパに会えるまで、お手伝い続けるね!」



煌「今日は何をお手伝いすればいい?」



いつもの笑顔でなく、私に心配をかけないようにと作り笑いしているようだった。



仕事以外はずっとこの子達のそばにいたんだから、それくらいすぐ気づいた。



こんな幼い子供に作り笑いをさせている、自分が情けないと思った。

33→←31 コナンside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (177 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
636人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぷぅ(プロフ) - 修正ありがとうございます(^-^)やっと降谷さんはヒロインと子供にパパとして会う事ができたんですね、良かったぁ(#^.^#) (2019年10月27日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - さっき修正したので、大丈夫だと思います!教えてくれてありがとうございます! (2019年10月26日 21時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 44話が2つあるんですけど降谷さんsideは45話にならないんですか?(´・ω・`)? (2019年10月26日 18時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます!期待に添えるよう、頑張ります! (2019年10月26日 7時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
黒猫になりたい白猫(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!! いつもとても楽しく読ませてもらってます!これからも更新頑張ってください! (2019年10月25日 23時) (レス) id: 6f32669aa8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:利香信者 | 作成日時:2019年9月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。