3 零side ページ5
零「っ…待て！」
逃走中の犯人をあと一歩のところで、逃げられてしまい、全速力で追いかける。
腕を掴み、安心したのも束の間、逆に腕を捕まれ、ナイフで刺される。
零「っ…！」
すると、後ろから来た風見が、犯人を取り押さえた。
風見「大丈夫ですか！？」
零「大丈夫だ……っ！」
犯人は手首につけていた縄を隠し持っていたナイフで切り、自分の腹を銃で撃った。
零「今すぐ救急車を呼べ！」
風見「はい！」
ここからなら、警察病院までさほど遠くないから、すぐ到着するだろう。
5分くらいすると、救急車の音がどんどん近づいてきた。
犯人は担架に乗り、運ばれていく。
その救急車に同行し、警察病院に向かう。
「貴方も怪我を？」
零「いや、この人の血が付いただけです。」
「そうですか。」
病院に着いて早々に、犯人は手術室に運ばれて行った。
後から合流した風見と、手術室の前でずっと手術が終わるのを待つ。
やがて手術を終え、医師達が出てくる。
その中に一際目立つ医師がいた。
理由はその医師だけが、女性なのだ。
やっぱり目立っていたという事もあって、風見はその医師に手術の事を聞いていた。
風見は話を終え、自分の元に戻ってきた。
風見「成功したそうです。あとしばらく入院が必要だと。」
零「わかった。上にも伝えろ。」
風見「はい。」
『あの、そちらの方、怪我してますよね？』
さっき風見と話していた、女性の医師が、俺の腕の怪我に気づき、声をかけてきた。
零「あぁ、これくらいへい…」
『怪我人を見過ごす外科医がどこにいますか。診察室に来てください。』
俺の目をじーっと見つめ、逃がさないとでもいうような眼差しを送ってくる。
その眼差しは決して嫌とは思わなかった。
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利香信者(プロフ) - 教えてくださって、ありがとうございます！ (2019年9月15日 10時) (
レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 透が通るになってますよ (2019年9月14日 22時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ありがとうございます！さすがだなんて、私はまだまだですよ！期待にこたえられるように、頑張りますね！ (2019年9月1日 14時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - またまた失礼します！さすがですね！今回も面白かったです。続きを楽しみにしています！ (2019年9月1日 13時) (レス) id: 770160d3db (このIDを非表示/違反報告)
利香信者(プロフ) - ついに少年探偵団登場！ (2019年9月1日 0時) (レス) id: 160fa727cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：利香信者 | 作成日時：2019年8月22日 23時
