ーstprー危ない係

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ー日向ー





Aを起こして電車から出た。



あいつちゃんと帰れるかなー。



可愛いし、誰かに連れてかれたりしたら…



不安が募ってく。



やっぱり送って行った方が良かった。




でも、親に早く帰れって言われてるし…



いや、Aの方が大事だ。



俺は引き返し、駅に戻った。



すると、すぐに電車が来たので乗った。



次の駅に着くと人集りができていた。



なんだろう…。


とりあえず降りた。





ひ『えっ…』




そこには階段の下で倒れてるA。



俺は駆け下りて行く。



ひ『Aｯ、！！！』



隣に座り込む。


必死に声をかけるが、目を覚ましてくれない。




いつの間にか人は消えていて、


改めて、人間の冷たさを感じていた。






結局Aは目を覚まさなかったので、



Aの家まで運ぶことにした。



って言っても家知らないし…、




駅を出て、しばらく歩いていた。







る『えっ！！Aちゃん？！！』




大きい声を出し駆け寄ってきた人。



すると俺を、捕らえるように見てくる。




る『Aちゃんに何を…！』




恐ろしいくらいに睨んでくる人に言った。




ひ『駅の階段の下で倒れてて』




すると、焦ったように謝ってきた。



結構いい人かもしれない。




る『本当にすみません！勘違いしてました！』




なかなかのフレンドリーな人。


るぅと？って言ってたな。


関係は？と聞くと兄妹と言っていた。



とりあえずるぅとさんにAを任した。





ひ『じゃあ、Aをお願いします！』




ひらひらと手をふると、優しく微笑むるぅとさん。



なんだか、中学の時の不登校だった子に似てる。




でも、こんなにフレンドリーじゃないけど。








それから、俺は走って駅に向かった。





ひ『殺されるぅぅうううう！！！！！』






家に帰ると、案の定怒られた。









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