∞おっさんずラブ∞ (ページ6)

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夜2 ページ6

横山side

村上「もうちょっとすばるのこと信じてみるか」

あの言葉、聞くたびに言わせたくないフレーズやなと思う。

ヒナがすばるのところに行ってから、俺はシャワーを浴びて髪の毛を拭きながらテレビを観ていた。

CMになり、時計をみると23時を過ぎていた。

横山「今頃あの2人は…」

そのとき、電話がなりみるとすばるからやった。

横山「お礼なんかいらな…渋谷「ヒナが来ない」

横山「…えっ？」

渋谷「だからヒナが来ない！俺、LINEしたんやけど…。もしかしてヨコんとこにおる？」

横山「いや、いる訳ないやん。え？仲直りしたんやないの？」

頭の中が混乱している。
てっきりヒナはすばるのところに行き、仲直りしたもんやと…
でも、ヒナはきっとなんかあったから行かなかったんや…

横山「お前、ヒナに何したん？」

渋谷「何もしてへん。雨も降ってきたし心あたりあるところ全部探したんやけど見つからなくて…。なんかあったら教えてな？」

横山「…わかった。」

すばると電話を切ったあと、携帯と財布を持って外に行こうと思ったとき、インターホンが鳴った。

急いで出てみると…

横山「…ヒナ…」

そこにはびしょ濡れになったヒナがいた。

横山「ヒナっ！」

俺は思わずヒナを抱きしめた。

横山「アホ！どこに行ってたん？」

ヒナから離れるとヒナは泣いていたことに気づく。

横山「…すばる、心配してたで。」

村上「…す…が…マ…し…てた」

横山「え？」

村上「すばるがマルとキスしてた」

横山「…は？」

村上「…もう無理やっ…」

すばるがマルと…？
いやいやいや、そんな訳ないやん。
何かの勘違いやろ
そう思いたかった。
けど、今のヒナをみていたら…ホンマにそうなのかもしれない。

横山「…ヒナ、もうすばるのところ行くな」