∞おっさんずラブ∞ (ページ2)

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愚痴ページ2

周りのことは気にせず、
泣きながらただどこかに向かって
走った。

＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞﾝｯ

村上「ごめんなさっ…」

横山「ヒナ？？」

見上げると目の前にいたのはヨコこと横山裕。
俺とすばるの幼なじみ。

横山「なんで泣いてるん？…すばると何かあった？」

すばるの名前を聞いてさらに涙が溢れ出た。

横山「ちょ、泣かんといて。とりあえず俺ん家来る？」

行くところもないから結局ヨコに頼ってもうた。
家に着いたあとはシャワーも浴びさせて貰った。

村上「ヨコ？」

横山「とりあえずいまは俺ん家いるから。…おん。わかってるって。」

リビングに行くとヨコが電話している姿が。
話からして相手はすばるやな。
電話が終わったタイミングでヨコに話かけた。

横山「無理にとは言わないけど何があってん？」

村上「…すばる、もう俺のこと好きやないと思う。」

横山「そんな訳ないやろ(笑)」

村上「俺のことなんか放ったらかし。マルのところばっか行って…。」

横山「…あ～。マルえらい積極的やもんな。」

村上「アタックしてるとこ見たないし。なんやかんやですばる楽しそうやし…」

ヨコは話を全部聞いてくれた。

横山side

愚痴だけ言って寝てもうたし。
全く人騒がせな奴やな。

結局明日にはすばるんとこ戻るんやろ？
いつもそう。
だからこのタイミングで俺が何回ヒナのこと奪ってやろうかと考えたことか。

俺とすばる、ヒナは幼なじみ。
俺は昔からヒナのことが好きやった。多分、すばるもそうやったんやと思う。
そして気がついたらすばるとヒナは付き合うことに。
すばるには先をこされてしまった。

正直、2人をみているのは辛い。
2人がうまくいっていないとき、俺は何度もヒナのこと抱きしめようと思ったけど今の関係が崩れるのが怖くてできない。