【おそ松さん】六つ子の姉は...

松野家の日常(21) ページ25

『決まった？』

チョロ松達が二番目を決めている間、お菓子を持って来ていたAが、食べながら話し掛ける。

チョロ「あー、うん。十四松だよ」

『十四松かぁ、んー…何処が良いかな』

お菓子を弟達にも配り、ひと段落、とでも言うように座って考える。

十四「何処でもいーよ！！」

『それが一番困るなぁ…』

困ったように笑うが、これも松野家の日常である。
その間他の兄弟達は三番目を決めようとしていた。但しチョロ松除き。

チョロ「待って、皆。」

おそ&トド&一「「「何？」」」

チョロ「いや、気が早くない？」

おそ「早く決めた方が良いかなと思ってよー、なぁ？」

そう言ってトド松、一松に話し掛けるおそ松。

トド「そうだよ、また後で決めるのめんどくさいし」

一「…今決めた方が効率も良いかと」

チョロ「分かった、それはそうだよね。…でもさ？…何で三人で決めるの！？僕も一応デートする人に入ってるんだけど！？」

おそ「いやぁ、だってさぁ、三人の方が次俺になる確率高ぇじゃん？」

トド「チェリー松兄さんは後で良いかなって思ったんだよねー、だって姉さん達と一緒に居たし？また後で決めたってあんまり変わらないでしょ？？」

一「姉さん達と話してたから…別に声掛けなくて良いかなって」

チョロ「いや、何それ！？おそ松兄さんは自分の事しか考えてないの！？トド松！！チェリー松言うな！！今関係無いから！！あとめっちゃ変わるからな！？一松、順番決めなきゃいけないんだから声掛けても良かったのに…！」

おそ「え？自分の事しか考えてない？んたこたねぇぜ？ちゃんと姉さんの事は、考えてるからな」

チョロ「…(イラッ」

トド「えー、良いじゃない、ホントの事でしょ？」

チョロ「お前もチェリー松だからな。ついでに言うと僕達兄弟全員チェリー松だからな！？」

一「…めんどくさい」

チョロ「目を逸らすなよせめてこっち見て言えよ！」

『チョロ松、ツッコミお疲れ。』

チョロ「あ、姉さん…何処行くか決まった？」

『んー、十四松が好きなの野球だから、野球観戦？しようかなって』

十四「やきう！！」

嬉しいのか、触手をしながら大声で言う十四松

チョロ「十四松、触手しなくて良いから…でも、野球観戦かぁ、久しぶりに行くんじゃない？」

『そうなんだよね〜、ちょっと楽しみ』

十四「姉さん姉さん！！ホントに野球で良いの？姉さんの好きな所じゃなくて良いの？」

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