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女の子「言葉の通りだよ？おじさんとおねーさんは、ここから出られないの。
ここの島の人達も全員出れないよ。
勿論私も。
あなた達ふたりは、この島に選ばれたの。」
「＿＿ー！」
女の子「はーい！！じゃあね！！
さくりふぁいす！！」
女の子の母親らしき人が遠くに居た。
女性が女の子の名前を呼んだところだけ、自然とノイズが走る。
女の子が駆け出す寸前、女の子の顔が、酷く歪んだ気がした。
クザン「……ねェ、Aちゃん、あの子が最後に言った言葉って……。」
『………Sacrifice、生贄という意味ですね。』
クザン「やっぱり？」
この言葉は島特有の挨拶か、はたまた私達に対しての言葉なのか。
クザン「とりあえず、Aちゃんはそこに立ってて、俺もう1回試してみるね。」
『了解です。』
………そういえば昨日、ば様に連絡するのを忘れていたな。
片方の食材を下に置き、胸ポケットに入れていた小型電伝虫を取り出す。
ば様の個人電話番号を入れ、電話をかける。
おつる「もしもし！！Aかい！？」
『わっ、……そうだよば様。』
ワンコールもしないうちに声が聞こえる。
おつる「連絡もしないで何してたんだい！行く時も声をかけずに行っちゃったらしいじゃないか！」
『……ごめんねば様。じ様が中々許してくれなくて、カッとなっちゃって。』
おつる「…………もう、Aは無事なんだね？」
『……うん。』
おつる「それなら良かったよ、じゃ、楽しんでおいで。」
『！……うん、ありがとう、ば様。』
電伝虫の表情が、焦ったような、怒ったような顔から、段々と豊かな顔になっていった。
………ば様、そんなに心配してくれていたのか。
なんだか、嬉しくなって、その場にしゃがみ込んだ。
クザン「…ダメだ、やっぱりループしちゃう。」
『……あ、青キジ大将。』
青キジ大将は、歩いていった方向とは違う方から来た。
やはり出られないのか。
私たちは、近くのベンチに座り、今後のことについて考えるようにした。
……あ、そういえば、ログポースが何日で貯まるのかも調べないと…。
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ろそそ(プロフ) - 星猫さん» 御閲読、高評価、コメント、ありがとうございます。申し訳ないのですが只今リクエストは受け付けておりません。大変申し訳ございません。 (2022年6月12日 21時) (
レス) id: 4e9a925863 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 始めまして！面白いで高評価しました！リクして良いですか？ (2022年6月12日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろそそ | 作成日時：2022年5月21日 8時
