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第42話 ページ44

〜学園長室〜


私達は学園長室に案内され先ほどあった出来事を簡単に説明した


クロウリー「ほほぅ。炭鉱に住み着いた謎のモンスター。
それを5人で協力して倒し、魔法石を手にいれて学園に戻ってきたと?」

エース「や、協力したっつーか……」

デュース「たまたま目的が一致したというか……」


クロウリー「お…おお……おおお…………!!
お〜〜〜〜〜〜ん!!」


まだ協力したことを認めようとしていない二人を差し置いて

クロウリーさんはこの話を聞いて泣き出した


グリム「なんだコイツ!
いい大人が突然泣き出したんだゾ!?」


クロウリー「この私が学園長を務めて早ン十年……
ナンイレイブンカレッジ生同士が手と手を取り合って敵に立ち向かい打ち勝つ日がくるなんて!」


デュース「んなっ!?
僕はこいつと手なんか繋いでいません!」

エース「オレだってヤだよ気持ちわりーな!
つーか学園長、歳いくつ!?」


そんな言葉を無視してクロウリーさんは話を続けた


クロウリー「私は今、猛烈に感動しています。
今回の件で確信しました。

ユウくん。Aさん。
貴方たちには間違いなく猛獣使い的才能がある!」


ユウ「猛獣使い!?どんな才能!?」

『そんな才能 私はいりません
ユウだけです』

ユウ「俺もいらねえよ?!」


クロウリー「ナンイレイブンカレッジの生徒たちはみな
闇の鏡に選ばれた優秀な魔法士の卵です

しかし、優秀がゆえにプライドが高く、我も強く
他者と協力しようという考えを微塵も持たない
個人主義かつ自己中心的な者が多い」


グリム「ほとんどいいこと言ってねーんだゾ」

『まあ、確かにプライドが高くて、個人主義で自己中ですね』


クロウリー「貴方たちは魔法が使えない
ですが、おそらく使えないからこそ、魔法を使える者同士をこうして協力させることが出来た

きっと貴方たちのような平々凡々な普通の人間こそがこの学園には必要だったのです!」


エース「全然いいこと言ってなくね!?」

デュース「それより学園長
一つだけ間違ってましたよ」


クロウリー「え?どこがですか?」


デュース「Aは魔法が使えます」

エース「教えたら出来たんすよ
なんなんだよコイツ」


クロウリー「ええええええ!?
魔法は訓練しないと出来ないんですよ!?」


クロウリーさんはすごく驚いた


『使い方を聞いたら出来ました』

エース「使い方っつてもイメージすればいいって言っただけだろ」

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作者名:ねこ大好き x他2人 | 作成日時:2020年6月27日 13時

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