従兄からボーダーに誘われたんだが【WT】

6　ランク戦のやり方 ページ7

「C級ランク戦は、基本的に仮想戦場での個人戦だ」

どうも、おかっぱさんに説明を受けてる純令です
今はランク戦のやり方を教えてもらってる所

「やり方は簡単。このパネルに武器とポイントが出てるだろう？」
『出てますね』
「これが今ランク戦に参加してる隊員。好きな相手を選んで押せば対戦できる。逆に向こうから指名される場合もある」

へぇー
なるほどなるほど

『対戦をやめたい時はどうするんですか？』
「ブースを出れば大丈夫だよ」

あっ結構単純だ

『早くポイントを稼ぎたい時は？』
「ポイントが高い相手に勝つほど、点がたくさん貰えるよ。逆に低い相手だと勝ってもあんまり貰えなくて、負けたらたくさん取られる」

なるほどね
つまり自分のポイントが高くなるほどポイントが取りにくくなる仕組みか
よくできてるなー

『ありがとうございます。えっと…』

誰…だっけ？

「時枝だよ」
『時枝先輩ですか。ありがとうございました』

時枝先輩にお礼を言って、私はランク戦を開始した









『あー疲"れ"た"』
「お疲れさま」
『ああ時枝先輩。そういうのいいんで癒せください』
「命令形じゃん」

しばらく経って、私はランク戦のブースを出てきた
なんかその辺のC級をボッコボコにしてたらだんだん楽しくなってきたとかじゃないですから？←

「そういえば、名前何て言うの？」
『神無月 純令です。純令でいいですよ』

そっちの方が呼ばれ慣れてるし
自己紹介した後、時枝先輩とうだうだ喋ってたら

「時枝先輩。その子は…」

また新しい人だ
えっと…どなた？

「あ、木虎。この子は今日B級になった、神無月 純令。純令、この人は木虎 藍。嵐山隊のメンバーだよ」
『なるほど、木虎先輩ですか…ん？』

時枝先輩、さっき何て言った？
今日B級になった…って聞こえましたが？

「気づいてなかったの？ポイント、もう4000超えてるよ」
『ファ！？』

「何その声…」と呆れてる時枝先輩をスルーし、自分の手の甲を見た
するとあら不思議
もう4000超えてるやないかーい

『時枝先輩。一応聞きますが、入隊した日にB級に上がった人、他にも居ますよね？』
「残念だけど居ないよ」
『…たぶん時枝先輩は嘘吐いて…』
「んな訳ないでしょ」

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