Princess Aurora＊ ページ26
フラダリさんの同行を、研究を進めるためには必要だと判断したダイゴさん。
結局、あの場にいた全員で当初の目的だった遺跡へと向かった。
「ダイゴさん！！
良かった、予定の時間を１時間も過ぎてたので何かあったのではと心配しておりました。
もしかして、良い石でも見つけられてましたか？」
ここの研究リーダーの研究員さんが、顔をほころばせる。
立場上、ダイゴさんは上司だけど、社員の人とは少し冗談を言い合えるような仲。
「礼儀も大事だけど、コミュニケーションをとるほうがずっと大事」ってことで、気軽に話せる雰囲気づくりをしてる。
「ごめん、遅れてしまって。
残念ながら、良い石の方はあまり大きな収穫はなかったんだけど。
でも、研究ならあったかもしれない。
こちら、カロス地方のフラダリラボ代表を務めているフラダリさん」
「初めまして」
簡単に自己紹介をすませると、本題であるフラダリさんの木簡の写真を見せる。
やはり、研究リーダーの目から見ても、その木簡は本物。間違いで無さそうだったようだ。
「お待たせしました。ご覧ください」
ダイゴさんのタブレットには、やはり対になるマークが刻まれた木簡だった。
「やはりお持ちでしたか。伝説の巨石の木簡を」
2つの木簡の画像を合わせることで、１つのマークが出来た。
このマーク、どこかで見覚えがある。
それに、この文字にも少し、馴染みがある……。
「巨石へと続く道。始まりは門……？」
かなり崩れていたけれど、なんとか読めるレベルではあった。
「これは驚いた…！
古代語が読めるのですね。
こちらは、かなり崩れているのに」
「え、えぇまぁ……。
少し、興味があったので」
意外だと思われたのか、フラダリさんは驚いていた。
感心しているフラダリさんを見ると、すごく勉強されたんですね。まだ若いのに素晴らしいと言って大絶賛。
気恥ずかしいし、読める理由も恐らく私の場合は特殊だ。
当たり前になっていたけど、
思えば今の文字とはだいぶ文法も文字の形もかけ離れている。
親から言葉を習うのと同時に、気づかないうちに私は古代語を仕込まれていたようだ。
「門、開かれるカギは……2つの石の、光」
門、と聞いて思い当たるのは……。
遺跡の上の方に立っている、2つの柱。
「Aちゃん。門は恐らく……」
「はい、多分、あの柱のところです」
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抹茶きなこ(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます…！全くそんなことないですよ！！！嬉しいです！ (2021年11月29日 22時) (
レス) id: 50d51bebf0 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 最初から最後まで一気読みしちゃった笑､､､待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年11月29日 14時) (レス) @page41 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶きなこ(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうございます、応援してくださって嬉しいです…！励みになります。少しづつ、続きの構想を練っているところです！更新頑張ります…！ (2021年8月11日 23時) (レス) id: 50d51bebf0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶きなこ(プロフ) - ばなな味すむーじーさん» コメントありがとうございます！ほんっとに遅くなっているのですが少しづつ続きを書いているところです！早くお届けできるよう、頑張ります！ (2021年8月11日 23時) (レス) id: 50d51bebf0 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - とても面白い！これからも応援してます、更新頑張ってください！ (2020年10月13日 11時) (レス) id: 297913b252 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年8月13日 22時
