Princess Aurora＊ ページ14
＊
コンテストの数日前──…
ジョウト地方のある家では、家族そろって誕生日パーティー。
「ハルカ！ちょっと早いけど、誕生日おめでとう！」
「わあ！ありがとうパパ！」
誕生日ケーキをほおばってた私にお父さんがプレゼントをくれた。
なんとそこには、
『ルチアの！キラキラ！コンテストライブ！』
の文字が書かれたチケットが。
「これ、こんどパパのいるホウエン地方でやるコンテスト！」
「そうだ。知り合いに詳しい人がいてね、お願いしたら用意してくれたんだよ」
「ほんとに？！わたし、1度ルチアちゃんに会いたくて会いたくて！」
嬉しくて、その場で立ってジャンプしてしまった。
ケーキそっちのけで、クリームをほっぺたにつけたまま。
え、てことはもしかして！
「ハルカ、ママ。来週末、ホウエンにおいで」
「わあ！やったああ！」
パパにもあえて、しかもルチアちゃんにも会えるなんて！！
(はやくその日にならないかなあ……！)
そんなふうに、楽しみで仕方ない数日間をすごした。
こうして、はるばるジョウトからホウエンに───
…………来たんだけど、
「ええっ！ルチアちゃん、出られないの？！」
そんなあ……！うそでしょお……。
がっかり。
そんな感情に包まれ、司会者の声なんてその知らせのあとは全然耳に入らなかった。
だけど……、
代わりにミクリさんと、桜色の髪の女の人がパフォーマンスを始める。
私が本当に見たかったのはあの人たちじゃなくてルチアちゃん───
だけど目に飛び込んで来たのは、
「シャワーズ！」
「ミロカロス！」
「「アクアテール！！」」
技を放った瞬間、
パアアアアッ！
雲の間からもれる光と、なないろの虹……！
水しぶきがはじけとんで、スポットライトに照らされてキラキラしてる！
「キレー……！！」
気づけば、見入ってた。
がっかりしてた気持ちが、どっか行っちゃうくらいに！
次々と技を決めていってる、女の人とシャワーズ。
ミクリさんもすごかったけど、私はスゴく、
「シャワーズ！オーロラビーム！」
───ひらひらと輝くオーロラと、
そのやわらかい光に包まれたあの人が、
目に焼き付いてはなれなかった。
(──ハルカ、あの人みたいになりたい！)
そのおもいが強く残った、8才の誕生日。
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抹茶きなこ(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます…！全くそんなことないですよ！！！嬉しいです！ (2021年11月29日 22時) (
レス) id: 50d51bebf0 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 最初から最後まで一気読みしちゃった笑､､､待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年11月29日 14時) (レス) @page41 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶きなこ(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうございます、応援してくださって嬉しいです…！励みになります。少しづつ、続きの構想を練っているところです！更新頑張ります…！ (2021年8月11日 23時) (レス) id: 50d51bebf0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶きなこ(プロフ) - ばなな味すむーじーさん» コメントありがとうございます！ほんっとに遅くなっているのですが少しづつ続きを書いているところです！早くお届けできるよう、頑張ります！ (2021年8月11日 23時) (レス) id: 50d51bebf0 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - とても面白い！これからも応援してます、更新頑張ってください！ (2020年10月13日 11時) (レス) id: 297913b252 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年8月13日 22時
