親友とワンピースの世界で無双します (ページ36)

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混乱しまくりテゾーロサイドページ36

テゾーロサイド

俺達は海へ向かっていた。

(何故アイツは、俺達を助ける？)
俺は走りながらそう思った。

俺達を助けたのは変な仮面をした男だった。

アイツが何者なのか分からなかった。

……ただ、強いことは分かった

アイツが海賊共を気絶させた時も

アイツが天竜人を周りにいた奴らを気絶させた時も

俺は何も分からなかった。
気付いたら終わっていた。
気付いたら全員気絶していた。

…俺達を除いて。

(……一体、コイツの目的は？)

海へ着いた。

だが、周りには船の1隻もない

(どういうことだ？)

男はゴソゴソと袋を漁っていた。

…夢を見るのか？
切実にそう思った

アイツは袋を漁っていたと思ったら

平然と
さも当然のように

袋から潜水艦を出した。

テゾーロ＆ステラ『は、はァ!?』

俺達は驚いた。
もしかしたら面白い顔をしていたかもしれない。
なぜなら…

ッフ。

アイツが笑ったからだ

A｢話は出発してからだ。入れ｣

俺達は混乱していたが、他に行く場所もないので素直に中へ入った。

中は思っていたより広かった。

A｢さて、何から話そうかな…｣
俺達はソファーに座ってアイツと向き合っている

しかし、突然アイツの身体が、変化した。

平均的だったが、筋肉は付いていた身体が

一般的には少し低かった身長が

髪が、顔つきが

変わった。

A｢フッ〜。1番時間の短い薬だったから、ギリギリでしたね。｣

それから声と口調が。

そしてアイツは仮面を取った

A｢初めまして、私の名前はA。よろしくする必要はありませんよ。｣

そう言ったアイツ、少女、Aは

白くて長い髪

俺達を見定めるような鋭い蒼い瞳

子供と比べても小さいと言える体格

そして何かを思わせるような笑み

そんな少女、A。

正直、こんな状況ではなく、ステラに出会ってなかったら見惚れていたかもしれない。

Aは口を開いた。

俺は身体が強ばったのがよく分かった。緊張しているのだな。

A｢……それで、行きたい所とかないのですか？｣