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ポンコツ15 ページ16

沖田Side






ちっ






あのあと、土方コノヤローには叱られるわ





Aは飯食わずどっか行くわ







罰として見廻りとか








あーもー







死ね! 土方!!!






土「な、なんだ… 今の悪寒は!」







だんご屋にでも行くか






おっ丁度いいところに






俺は馴染みのだんごやに銀髪もじゃもじゃを見つけた








沖「旦那ァ また無銭飲食ですかィ?」







銀「残念だったなあ 金が入ったんだよ
総一郎くんこそまたサボり?」







沖「総悟でさァ
旦那ァ…聞きたいことがあるんですが」






銀「俺は聞きたくないから帰るね」






沖「Aのことなんですがねェ」





そういうと旦那はピクッ





っと分かりやすい反応をして近づいてきた









銀「Aになんにもしてねぇだろうな?」









沖「安心してくだせェ
まだなんにもやってやせん」






銀「まだってなに!? 銀さん許さないからな!」






沖「それでアイツのことなんですが
飯は食わねぇ…気づいたらいねぇ…
なのにピンピンしてるときたァ
どこぞの天人ですかィ?」






銀「あー……はぁー…」





俺が話すと旦那は呆れたようなどこか悲しそうな顔をして俯いた






銀「そういえばそこは盲点だったかもな…」






沖「というと…?」




旦那は話すべきかどうか迷った顔をしてどこか遠くを見つめながら言った






銀「どっから話すか…いや要点だけでいいか
Aはな…昔 仲間に毒を盛られたんだ」





沖「…!?」




銀「そのせいでひどい目にもあった
そっからだな…絶対信頼できるやつじゃないと一緒に飯は食わねぇし
あんまり関わろうともしない…
表面上はへらへらしてる方だが心じゃどう思ってんのかわかりゃしねぇ」






沖「だが、関わらないと信用もクソもないんじゃないんですかィ?」






銀「さぁな…俺はもう信頼されてるしー?」






旦那はムカつくほどニヤニヤしながら言う






銀「総一郎くんには正直無理だと思うなあ
君って好きな子でも…てか好きな子にこそタバスコとか盛っちゃうタイプでしょ?」






沖「総悟でさァ…ふっ 何だそういうことか」






銀「うっわ…総一郎くん
君…今すっごい悪の顔だよ」





沖「じゃっ 俺は行くんで…
だんご、ご馳走さまでしたァ」






銀「えっ…ちょっと待って待って
誰もおごるなんていってないからねぇぇぇぇ!?」

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作者名:のだ。 | 作成日時:2018年8月22日 14時

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