15話 山姥切国広side ページ19
月「それでは本題に入ります!」
そうだった。かすてら を食べていて
すっかり忘れてしまっていたが
俺が本来ここに来た目的は
かすてら じゃなかったな
本題に入るまで結構時間かかったな...
山「それで、本題とは?」
月「はい！俺は回りくどい言い方はできない
だから単刀直入に言わせてもらうぞ」
山「....なんだ」
目の前の審神者の眼が今までとは違うく
本気の眼差しをしていた。
それ程大事な話なんだろう。
審神者の意思に応えるように
山姥切国広も真剣な表情をしている。
月「山姥切国広。お前はお前だ
もっと胸を張って堂々としていろ
"写し"なんて関係ないからな?
俺は写しだからって理由で差別なんか絶対にしない
ここの本丸にいる奴らはみんな俺の大切な
仲間で友達で兄弟で、そして家族だ。
だからたくさんの愛を与えたいし俺にも与えて欲しい
俺はお前自身が大好きだ。
だからこれからは俺なんてとかは言わないでくれ...
お前は俺の初期刀だろ?
この俺が選んだんだ
もっと自分に誇りをもて。な？」
と、微笑んでみせた。
山「なんで、」
月「ん？」
山「なんで俺を選んだ」
しまった、1番恐れていたことを口に出してしまった
月「それは、」
やだ聞きたくない...っ
月「綺麗だったから。
儚くて尊かった、山姥切国広。お前が綺麗だったからだ
そしてたくさんの愛情を注いであげたいと思った
俺のわがままだけど笑」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
その日から山姥切国広の中で
何かが変わった
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作者名：チョコ x他1人 | 作成日時：2019年3月20日 10時
